概要
最近、CursorやManusなど、学生無料もしくは学生優遇してくれるサービスがすごく多いですよね!
本当にありがたいです。
この記事では、そんなお得な情報をできるだけ取り逃さないように、私の方で認識している範囲内の「学生無料(優遇)がある注目サービス」をまとめておこうと思います。
各サービスの概要と、学生プランの恩恵について述べていきますので、参考にしていただければ幸いです!
なお、この記事は2025/05/29に書かれたものであり、激しい変遷の中で誤った情報となってしまっている可能性もあることをご了承ください。
誤っている点や、このサービスも追記した方が良いのでは?というご意見があれば、どんどんコメントいただけるとありがたいです!
それでは行きます!
Manus
概要
Manusは自律的に色んなタスクをこなしてくれる汎用型AIエージェントです。
たとえば「〇〇なアプリを作りたいです。こういう技術を使って書いてみて」のようにお願いするだけで、数分~数十分くらいかけて「TODOの洗い出し」「TODOに沿ったプログラムの記述」「テスト・デバッグ」のような流れでぐんぐんと処理を進めてくれます。より具体的な動作に関しては、以前「Manusを使って、YouTubeのプレイリスト更新通知システムを作る」という記事を書きましたので、それを見ていただけると多少動作のイメージがつきやすくなるかと思います。
ちなみにここではプログラミングのみを取り上げましたが、その他のタスクも色々行えます。従来のようなチャットエージェント的使い方も可能ですし、ちょっとしたリサーチ等も可能です。
目を離していても勝手にタスクを進めてくれるのが他とは違う点であり、重めのタスクを投げて、勝手にやっておいてもらうという使い方がメインになるかと思います。
Manusの料金プランは基本的に「クレジット制」になっています。自分が持っているクレジットを消費してManusを動かし、足りなくなったら買う。そんな感じです。
Manusは最初に1000クレジットを配ってくれて、毎日300クレジットがデイリーボーナスとして付与されます。正直これはけっこうな量で、簡単なアプリを作ってみるだけなら、1000クレジット以内で十分可能だとは思います。とはいえデイリーボーナスの回復を待つのは億劫ですので、そういった場合はクレジットを買うことになります。
学生無料(優遇)の内容
Manusの学生プランは、簡単にまとめると以下のようになるかと思います。
- 大学のメールアドレスで登録する必要あり
- 東大・早稲田生なら無制限で使い放題(恐らくクレジット消費なし)
- その他の大学・専門学校生であれば、使い放題ではないものの多少のメリットがある
- 招待URLによるボーナスクレジットの付与(招待した側、された側共に1000クレジット)
- 学生向け機能の解放(恐らく今後追加されるものと思われる)
正直このあたりに関してはよく分かっていない部分も多いので、誤りがあればコメントで指摘していただけるとありがたいです。
対象学校の確認
Cursor
概要
CursorはVSCodeをベースにしたAI搭載IDEです。
要は、AIがよりネイティブな形で組み込まれたエディタだと思ってもらえれば大丈夫です。
以下の記事がとても分かりやすかったので、より詳しく知りたい方は参照していただければと思います。
Cursorは無料で使うこともできますが、Proプランが存在します。
Proプランの主な恩恵として「コードの補完回数が無制限になる」「モデルへのリクエストが高速になったり、リクエスト可能回数が増えたりする」という点があるようです。
学生無料(注意点あり)
Cursorは学生向けに1年間無料プランを提供しています。
正確には、「提供していました」という方が実感に沿っているかもしれません。
というのは、日本の学生がこのCursor1年間無料に新規登録することは現状難しいからです。
Cursorの学生無料に登録するためには「.edu」のメールアドレスが必要になります。これは海外(アメリカ?)の大学メールアドレスが有するドメインであり、「.ac.jp」のメールアドレスでは学生無料に登録できません。
この1年間無料が公開された最初期は「.ac.jp」でも登録できていたようですが、改悪されてしまったようですね...素直に改善を待ちましょう。
私はこの期間を逃した1人であり、かなり後悔しています。最近は個人的な感想として「こうした情報に感度高くアンテナをはり、則行動した人の特権なのかな~」というくらいに思っています。
Google AI Pro (Gemini)
概要
Google AI Proは、さまざまなGoogleサービスに対する機能解放が提供される詰め合わせパックという感じです。
僕が認識している限りでは、以下のような恩恵があります。
-
Gemini: より高性能なAIモデル(Gemini 2.5 Pro)をフル活用できる
無料版よりも複雑な指示や長文処理、専門的な内容にも対応 -
Whisk, Veo2: 画像・動画生成機能が大幅に強化
無料では画像生成のみ。有料ではWhiskやVeo 2で画像→動画、テキスト→動画などクリエイティブ作業が可能 -
Google Drive: クラウドストレージが15GB→2TBに拡張
大容量のファイル保存や共同作業がしやすくなる。
Obsidianの同期にも便利 -
NotebookLM, Deep Research :利用制限が大幅緩和
膨大な資料管理やレポート作成、学習支援でAIを思い切り使える -
Googleアプリとの連携がさらに強化
Gmailやドキュメント、スプレッドシートなどでAIアシスタント機能がより便利に
めっちゃ多いですよね。正直僕も実状を把握しきれていません。
必要に応じて各自で調べていただければと思います。
学生無料
先程挙げた大量の恩恵を、学生なら15ヶ月間無料で利用可能になります。
必要なのは「.ac.jp」のメールアドレスです。ありがたいですね。
ただ、この期間が終わった後は課金がなされるようなので、注意してください。
GitHub Education
概要
一応説明しておくと、Git/GitHubはバージョン管理ツールになります。
現時点でのコードを保存したり、Issueによってタスクを明確にしたり、チーム開発時に他の人とコードの状態を簡単に一致させたりできます。個人開発でも有用ですし、チーム開発には必須のツールかと思います。
詳しい説明はここでは省きますので、適宜調べていただければと思います。
学生無料
GitHub Educationは、GitHub上で提供されている学生向け機能の詰め合わせパックになります。
全体像は以下からご確認ください。
個人的に嬉しい点は、以下の2つです。
- GitHub Proの無料提供
- 無制限のプライベートリポジトリ
- 高度なGitHub Actions(CI/CD)利用枠
- GitHub Copilot(AIによるコード補完・提案)を使えるようになる
認証に必要なものは「大学メールアドレス」「学生証」「GitHubアカウント」です。
一度の申請で2年間利用可能になり、2年後にまだ学生なのであれば、切れるタイミングで再申請するというシステムです。
申請の手順としては、以下の記事が参考になります。
Notion
概要
Notionは、高機能なメモアプリです。
使い方としては以下の動画が参考になるかと思います。
私は基本的に全てをNotionへメモするようにしていて、具体的には「大学の授業ノート」「研究の進捗メモ・日誌」「技術書の読書メモ」「プログラミング学習日誌」「個人開発日誌」「就活データベース」等々をメモしています。
学生無料
Notionにも学生プランがあります。
簡単にまとめると以下のようになります。
-
プラスプラン相当を無料で利用可能
- 通常月額1,650円/人の「プラス」プランと同等の機能が、学生・教職員なら無料
-
無制限アップロード
- 5GBまでのファイルを無制限にアップロード可能
-
ゲスト最大100人招待
- ワークスペースに「ゲスト」を最大100人まで招待でき、共同作業や情報共有が容易
-
30日間のページ履歴バックアップ
- 誤って削除した場合でも、30日以内ならページを復元可能
-
Notion AIが50%オフ
- 生成AI機能「Notion AI」を通常価格の半額で利用できる
個人的に一番嬉しいのは「5GBまでのファイルを無制限にアップロード可能」の点ですかね。
学生プラン登録前は、添付しようとしたファイルが頻繁にサイズ制限を超えてしまうことが多々あり、ややストレスだったのですが、学生プランに登録したことによって一切ファイルサイズを気にせず貼りまくれるようになりました。実感としてここの変化は大きいです。
必要なものは「大学メールアドレス(.ac.jp)」です。
まとめ
以上が現状私の把握している「学生無料(優遇)対象の注目サービス」になります!
もちろん全てに登録する必要はありませんが、学生という立場の恩恵をフル活用したい方であれば、一度使ってみても良いと思います。
また、再度申し添えますとこれはあくまで2025/05/29時点での情報ですので、時間経過によって提供状態が変わることもありえます。加えて、私の認識が間違っている可能性も十分あり得ますので、そういった場合は気軽にコメントいただけますと幸いです!
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