はじめに
ツールや防具のクラフトレシピ、鉱石の精錬レシピの追加をしてみます。
参考
Crafting / Smelting Recipes & Tags / Ore Dictionary - Minecraft Modding Tutorial for MC 1.14/1.14.3
💻開発環境
ここでは環境は以下のようにします。
- Windows 10
- JDK 8u211
- Minecraft 1.14.4
- Minecraft Forge 1.14.4 (28.1.0)
- IntelliJ IDEA 2019.2.3
フォルダの作成
resources/data/biwako_mod/recipes
フォルダを作成します。
クラフトレシピの追加
レシピの追加方法は最近バージョンと変わりなくJsonファイルを用いて行います。
ファイル名は何でもいいようなので、分かりやすい名前をつけて作成します。
ここでは、琵琶湖の斧
のレシピを追加しようと思うので、biwako_axe_recipe.json
を作成しました。
記述するコード
斧のレシピを追加するコード例を以下に記載します。
{
"type": "minecraft:crafting_shaped",
"pattern": [
"II",
"IS",
" S"
],
"key": {
"I": {
"item": "biwako_mod:biwako_ingot"
},
"S": {
"item": "minecraft:stick"
}
},
"result": {
"item": "biwako_mod:biwako_axe"
}
}
解説
type
作業台でクラフトできるレシピを追加する際には"minecraft:crafting_shaped"
を指定します。
pattern
クラフトする際のアイテムの配置の仕方を記述します。
アルファベットとアイテム名を関連付けさせるため、アルファベットは何でもOKです。
key
ここで、アルファベットとアイテム名を関連付けします。
result
クラフトした結果、得られるアイテムをここに記述します。
メタデータ、クラフト時に得られるアイテムの個数もこのJsonファイルに記述しますが、
今回は、変更する必要が無いため省略します。
精錬レシピ
精錬レシピもクラフトレシピ同様にJsonファイルを用いて追加します。
コード
琵琶鉱石の精錬レシピを追加するコード例を以下に記載します。
{
"type": "minecraft:smelting",
"ingredient": {
"item": "biwako_mod:biwako_ore"
},
"result": {
"item": "biwako_mod:biwako_ingot"
},
"experience": 3.0,
"cookingtime": 200
}
解説
type
精錬レシピを追加する際には、"minecraft:smelting"
を指定します。
ingredient
精錬レシピの場合はクラフトレシピのように、配置の仕方を記述する必要はありません。
材料、という形でレシピにアイテムを追加します。
result
精錬した結果、得られるアイテムをここに記述します。
experience
精錬時に得られる経験値量を指定します。
cookingtime
精錬にかかる時間を指定します。
別のアイテムから同じアイテムをクラフト or 精錬する場合
{
"type": "minecraft:smelting",
"ingredient": [
{
"item": "biwako_mod:biwako_ore"
},
{
"item": "biwako_mod:biwako_quartz_ore"
}
],
"result": {
"item": "biwako_mod:biwako_ingot"
},
"experience": 3.0,
"cookingtime": 200
}
精錬レシピで説明しましたが、クラフトレシピの場合も同じです。
アルファベットとアイテム名を関連付けるときに、同じように複数のアイテムを指定すればできます。
Minecraftの起動
最初は左側の一覧に表示されませんが、一度作成すると表示されるようになるようです。
Githubにてプロジェクトを公開しています。