はじめに
現在、RAPを実務で行っていますが、まだまだまだまだ経験が浅く、日々勉強中です。
本記事については、自身の備忘録も含め同じ様な所で頭を抱えている方に対して、
少しでもヒントになり、先に進める力となれれば良いなと思い記事にしましたーー!
今回のTips
実務でロボットを稼働させエラーが発生した時に、どんな画面が出た所でエラーがでたんや!
ってなる事はないですか?
僕は業務をしていて、そういう経験があったので、
今回のTipasは、DAやChromiumで稼働しているロボットでエラーが発生した際に、
その瞬間の画面をキャプチャ取得し、どこかのフォルダへ吐き出す処理について記事にします!
Tips概要
ステップの作りはシンプルです。
この処理を実施している際に、エラーが発生したらキャプチャ欲しいと思った所に、
キャプチャ取得処理を以下の様に仕込む形になります。
Tips詳細
今回は、Chromiumでサイトを開く処理でエラーが出た際の、キャプチャ取得を例にご説明します。
サイトを開く処理の前に、トライステップの作成と「サイトを開く」処理で、
エラーが出た際の向き先を、今作成したトライステップに変更しておきます。
これで、「サイトを開く」処理にてエラーが発生した際は、
トライステップの、「キャプチャ取得」まで、戻り下のブランチに進むようになりました。
続いて、トライステップで進んだ先の、キャプチャ取得処理を作成します。
まずは、エラーキャプチャを格納するための変数を作成します。
※変数名は、何でも分かりやすいので大丈夫です。
次に、DAステップを作成し、キャプチャを取得するステップを作成します。
DAステップを作成し、「出力マッピング」に先ほど作成した変数を設定します。
設定出来たら、「編集」ボタンを押下し、DAステップを作成していきます。
最初に「Output」へ「Binary」を設定します。
続いて、「Viriable」に「image」変数を「Binary」で設定します。
後ほど、DSの処理へ取得したキャプチャを返したいので、
Returnステップに、先ほど設定した「Image」変数を設定します。
以上でDAステップについては完了です。
次に、DAステップで取得したキャプチャを出力するステップを作成します。
「ファイル出力」のステップを追加します。
名前は「キャプチャ出力」とします。
※ファイル名には、キャプチャを出力したい場所を「フルパス」で記載します。
(今回は、直書きしてますが変数でキャプチャ名などに当日の日付や、ロボット名などを設定する事で後からの確認がしやすくなります)
設定が完了し稼働させてみると以下の様に、設定したパスにキャプチャが出力されています。
まとめ
今回、エラー時にキャプチャを取得する方法について記事にしました。
メリットとしては、エラー時の対応速度が速くなる事もそうですが、
例えば、該当の処理にロボットに詳しくない部署がかかわっていたとしても、
キャプチャとして確認できる手段があれば、どこに問題があったのかが知識のあるなし関係なく確認ができる可能性もあります。
いろんな場面で使用できるステップかなと思いますので、お役に立てれば幸いです!