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【BizRobo!】 ロボットの構成は1オペレーション1ロボットで。

Last updated at Posted at 2022-05-31

はじめに

現在、RAPを実務で行っていますが、まだまだまだまだ経験が浅く、日々勉強中です。
本記事については、自身の備忘録も含め同じ様な所で頭を抱えている方に対して、
少しでもヒントになり、先に進める力となれれば良いなと思い記事にしましたーー!

今回のTips

普段、ロボットの開発を依頼された時に、要件調整をし全処理工程に対して、どの様な構成でロボットを開発していますでしょうか。1ロボットに、最初から最後までの工程をすべて詰め込んでいたりしていないですか?
今回は、そんなロボットを開発する時の構成について記事にしました。

Tips概要

ロボットの構成は 1オペレーション1ロボット にしましょう!
お客様先の既存ロボットが、そうではない場合はメンテナンスの観点から出来ない事があるかもしれないのですが、基本的には1オペレーション1ロボットが好ましいです。
ロボットの稼働、メンテナンス、エラー対応の観点から、1オペレーション1ロボットの構成にしておくと、大変運用がしやすいです。

Tips詳細

BizRobo!を提供しているRPAテクノロジーズが、ロボットはこうやって開発しましょうと定義しているknowledgeを見ると…

  • ロボットのサイズはコンパクトに保つこと
    ロボット当たりのステップ数上限の目安は 100 ~ 200 程度にしましょう。
    ステップ数の上限自体に厳格な数値的根拠はありませんが、ロボットを開いたときに全体が見渡せる範囲であることが、業務部門の非エンジニアを含め長期間複数人でロボットをメンテナンスしていく上でのちょうどいいサイズとなります。

  • 単一の処理に集中すること
    人が作業をする場合には複数のことを同時にやってしまった方が(データをチェックしながら入力をするなど)省力化できることが多いですが、ロボットは繰り返し処理や個別処理を嫌がることはありません。
    場合によっては人と役割分担したり、例外発生時に素早くリカバリーするためにもロボットへは単純に分解した作業を順次組み合わせて実行(データのチェックを集中して実施した後、正しいデータを集中して入力)させることにより、
    作成時の業務整理の機会を得るととともに、ロボット自体を簡潔に保ちエラー発生時の影響を低く抑えることができます。

健康なロボットのための 10か条(解説)

上述されている通り、なるべく開発するロボットはコンパクトにする事で、「自分以外のエンジニアがメンテナンスする場合も見やすい」ロボットになります。
これは、運用する上でかなり大事です。ロボットは、自分が開発したものだけではなく、既存の別の方が開発したロボットについても、メンテナンスする必要が必ず出てきます。
その場合に、定義に則っていないと修正ポイントが定まらず、メンテナンスに時間がかかるだけではなく、正しくメンテナンスが出来ない(修正が漏れてしまう)可能性が出てきます。

また、コンパクトに開発が出来ていないという事は、単一の処理に集中したロボット構成にもなっていないと思いますので、何かしたエラーが発生した時に、該当のエラーステップは確認できますが、ステップ数が多いと何かどう作用してエラーとなったのかが、エラー原因によっては発見までに、多大な時間がかかってしまい、最悪お客様からの信頼を失ってしまう可能性もあります。

ですので、自分が開発を行う場合は、「ロボットのサイズはコンパクトに保つこと」「単一の処理に集中すること」を意識して、開発頂ければと思います。

では、例えば以下の様な作業についてロボット化を依頼された場合を例にみてみます。

[例]
ある基幹システムからデータを抽出し、用意されているExcelファイルへデータを書き込む

<ハンド作業手順>
①基幹システムへ接続
②IDとパスワードを入力しログイン
③データ抽出画面へ遷移
④データ抽出処理開始
⑤データ抽出処理終了
⑥転記先Excelファイルを準備
⑦出力したデータをExcelファイルへ転記・保存
⑧ファイル名に当日の日付を付与
⑨作成したファイルを該当のファイルサーバーへ保存
⑩作業結果について担当者へメール連絡

上記の様な作業があった場合、①~⑩までの作業を一つのロボットで開発するのはNGです。
ある程度、作業の場面が変るまでを基準に一つのロボットで開発していきます。

(1) 1つ目のロボット
①~⑤までの処理を実施

(2) 2つ目のロボット
⑥~⑨までの処理を実施

(3) 3つ目のロボット
⑩の処理を実施

この3つぐらいに分けて開発するのが順当だと思います。
こういう分け方をしておけば、エラー対応などもいろんな処理に範囲を広げて確認せずとも、エラー発見が出来ると思います。

まとめ

今回は、ロボットの構成は1オペレーション1ロボットにしましょうというお話をさせて頂きました。実は、僕が最初にロボットを開発した時なNGの方の構成で開発をしておりました。
その時に、エラー発生時やメンテナンス時に、だいぶ苦労したのを覚えているので今回の内容を記事にさせて頂きました。どなたかの助けになれば、幸いです!

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