はじめに
現在、RAPを実務で行っていますが、まだまだまだまだ経験が浅く、日々勉強中です。
本記事については、自身の備忘録も含め同じ様な所で頭を抱えている方に対して、
少しでもヒントになり、先に進める力となれれば良いなと思い記事にしましたーー!
今回のTips
今回のTipsは、普段仕事をされていて例えばファイルを更新をした際に、
更新したタイミングが明確になる様に、
ファイル名の末尾に「_yyyymmdd」など更新日の日付を追加したりしませんか?
今回は、ロボットでファイル名の末尾に更新日など、
何か追加したい場合に使えるTipsです!!
Tips概要
ステップの概要としては、
①「まず、追加したい"パーツ(日付)"を作成する」
②「ファイル名(ファイルパス)+作成した"パーツ"」をステップ内で、がっちゃんこする
になります!
(※やり方は色々あるので、その中の一つの手法です)
Tips詳細
まずはファイル名の末尾に追加したいパーツを作成します。
良くあるのは当日(ロボット稼働日)の日付を「yyyymmdd」の形式で追加する事が多いですので、それを例に進めます。
▼デフォルトで存在している「変数を取得」の『-』ボタンで削除
▼別ウィンドウが開いてくるので、「エクスプレッション」のプルダウンを押下し、
「関数」から「現在の日付と時間now()」を選択
▼追加頂くと、テスト出力にエクスプレッションにて評価された内容が教示されます
問題なければ「OK」を押下します
▼「評価:now()」が追加されていればOKです
続いて、同じく『+』ボタンを押下し、「日付処理」から「日付の書式設定」を選択
▼別ウィンドウが開いてくるので、フォーマットパターンを「yyyyMMdd」に変更、
テスト出力が「当日の日付」になっていればOKです。問題なければ「OK」を押下
(※テスト入力値には、先ほど追加した「評価:now()」の結果が入力値として反映されています)
▼上記で出力した値を変数に格納します
(※今回は仮に「Input.workingDays」に格納します)
▼末尾に追加したい日付のパーツ作成は以上です
続いて、「ファイル名(ファイルパス)+作成した"パーツ"」をするステップを作成します
▼「編集」を押下。新しい「式エディター」ウィンドウが開いてきます
▼式エディターウィンドウの「エクスプレッション」部分にて、
先ほど作成した稼働日日付を保存先のファイルパスと、がっちゃんこ出来る様に、
式を記載していきます
▼最初に「エクスプレッション」のプルダウンを選択し、
「変数」から「Input.excelFilePath」を選択します。
(※「Input.excelFilePath」には、あらかじめ保存先となるパスを格納しています)
↓
(※正しい変数が選択されると格納されている値が、「出力値」に出力されます)
▼「出力値」に表示されている「TestFile」のファイル名の末尾に、
先ほど作成をした「稼働日」の日付を追加しますので、
「エクスプレッション」のプルダウンを選択し、「オペレーター」から「連結/追加:+」を選択
▼続けて、「エクスプレッション」のプルダウンを選択し、
「変数」から「Input.workingDay」を選択します。追加すると以下の様な出力値になります。
▼最後に、このファイルに適した拡張子を上記の手順と同じように、
「エクスプレッション」のプルダウンを選択し、「オペレーター」から「連結/追加:+」を選択し、
手入力で「".xlsx"」を追加すればファイルパスの完成です
(※拡張子について、エクセルファイルであれば、「.xlsx」or 「.xls」、csvであれば「.csv」など保存したいファイルに沿って拡張子は変更ください)
(※「.xlsx」の両隣にダブルクォーテーションを付けていますが、これは式エディター内で、挟まれた文字は文字列として扱う事を記しています)
以上が保存したいファイルの末尾に、ロボットが稼働した日付を付ける方法になります。
上記で作成したファイルパスを、どこかの変数に格納し、
その変数を保存時のファイルパスとして指定してあげれば、完成です!!
まとめ
今回は、ファイル名の末尾にロボット稼働日の日付を追加する際の作成方法になります。
すごい細かいTipsですが、仕事ではよく使うと思いますので、
早々にマスター出来れば、業務が楽になると思います!