IICS の稼働状況やメンテナンス状況を確認してみる [Informatica]

Last updated at 2023-12-09Posted at 2021-12-02

この記事はインフォマティカ Advent Calendar 2021 Day 3 の記事として書かれています。

はじめに

いつもサクサク動いている処理が重い、動かない、そんな時にデータセンターやCLOUDで提供サービスに何か緊急メンテナンスを実行していたり、トラブルが発生しているのではないかと考えますよね？

もちろん、Informatica Intelligent Cloud Services (IICS) でも稼働状況やメンテナンス状況を確認できるステータスサイトを用意しています。それでは活用方法について説明していきます。

その前に

ステータスサイトを利用するには自分のOrg(オルグ=テナント)がどのリージョンのどのPODで稼働しているのか理解する必要があります。PODがリージョンに一つのみの場合は、IICSへのログインURLでも判別可能ですが、ここではIICSにログイン後のURLで判別する方法を紹介します。

PODの判別方法

現在、PODが一つの日本リージョンでIICSにログイン後のURLを例に見ていきます。

FQDNはapne1.dm1-ap.informaticacloud.comと表示されています。トップレベルドメイン(com)と第2レベルドメイン名(informaticacloud)はPODで共通ですので、ここで注目すべきは第3レベルドメイン名(dm1-ap)と第4レベルドメイン名(apne1)です。

この第4レベルドメイン名(apne1) + 第3レベルドメイン名(dm1-ap)を結合して、IICS Pod名とURLに記載の一覧表と照らし合わせます。

POD名はAPNE1で、サービス名はAP NorthEast1 Azureという事が判明しました。ややこしいですが、ステータスサイトではこのサービス名が使用されます。

ステータスサイトの概要

Informatica Intelligent Cloud Services (IICS)のステータスサイトにアクセスして、上部にすべてのシステムが動作可能と表示されている場合は、実行中メンテナンスや障害を疑う必要はありません。

ステータスサイトで更新される情報はメール、テキストメッセージ、Webhok、ATOM/RSSフィードで通知を受け取る（購読）ことができます。利用中のリージョン/PODに対して購読を有効化することをお勧めます。それでは、AP NorthEast1 Azureに対して購読を有効化してみましょう。

AP NorthEast1 Azureに対する購読の有効化

2021年12月現在、AP NorthEast1 Azureでは下記のサービスを提供中です。Cloud Data Integration, Cloud Application Integration, Cloud Profilingを利用中という想定で、メールでの購読を有効化してみます。

画面上部の「更新情報を受け取る」をクリックします。
通知を受け取るメールアドレスを入力し、「電子メールで購読する」をクリックします。
reCAPTCHA認証(画像認証)が表示された場合は適切な画像を選択し、「確認」をクリックします。
仮登録が行われ、確認メールが送信されます。
デフォルトでは全PODの全サービスの購読が有効化されていますので、表示された画面で通知の対象とするPODとサービスを指定します。

わかりにくいですが、Componentsの右横にある「Select none」がクリック可能になっていますので、クリックして全PODの全サービスについているチェックを外します。

AP NorthEast 1 Azureの表示部分まで画面を下方向にスロールします（※「AP NorthEast 1 Azure」は画面半分より下に位置しています）

5つのサービスのチェックボックスをオンにします。プラットフォームサービスは管理者機能等のサービスですので有効化は必須です。Cloud Application Integrationを利用している場合は、Cloud Application IntegrationとCloud API Managerの両方を有効化しておいたほうが良いでしょう。