この記事は?
- Zabbixをデフォルトで導入するとグラフ表示の際に日本語のアイテム名のものについては
文字化けしてしまう。俗に言うところの豆腐文字だ。
- これはフォントとしてDejaVuSansが指定されているためであり、回避するには日本語に対応したフォントへの設定変更が必要だ。
- この記事においてはZabbix3.xにおけるフォント変更箇所を提示する。
変更方法
環境情報
項目 | 情報 |
---|---|
CentOS | CentOS Linux release 7.2.1511 |
PHP | 5.5.31 |
Zabbix | 3.0.2rc1 rev59391 |
事前準備
あらかじめ使いたいフォントをダウンロードし、Frontendのfontsディレクトリ配下にttfファイルを配置しておく。
変更箇所
変更箇所は以下。パスは適宜読み替えてください。
DejaVuSansから使用したいフォントファイル(ttf)のファイル名に変更してあげればOK。
include/defines.inc.php
define('ZBX_GRAPH_FONT_NAME', 'DejaVuSans'); // font file name
補足
ここでの設定はあくまでグラフの中のフォントのみ変更。
3.0においてはヘッダーやタブなどの文字のフォントについてはCSSにて指定されているため、
必要があればCSSにおけるbodyのfont-family設定も変更してあげると統一感が出るかも。
もちろん、場合によってはブラウザでのフォント設定の変更が必要。
デフォルトでは下記になっている。
styles/blue-theme.css
body {
font-family: Meiryo, Arial, Tahoma, Verdana, sans-serif;
font-size: 75%;
line-height: 1.4em;
color: #1f2c33;
background-color: #ebeef0;
margin-bottom: 60px;
min-width: 950px; }
おすすめ?の変更例
さざなみゴシック
日本語フォントとして有名どころは「さざなみゴシック」。落ち着いた印象。
DL:さざなみゴシック
うずらフォント
まるっこくてかわいい印象を与える「うずらフォント」。
重大な障害であってもそれほど重要度が高くないような雰囲気に。
DL:うずらフォント
殴り書きクレヨン
手書きフォントであり、幼稚園児がクレヨンを使って文字を書いたような「殴り書きクレヨン」。
障害発生などどうでも良くなるような気もしてくる。
DL:殴り書きクレヨン
以上