なにをやったか
- 基幹システムのWebサイトにアクセスしてcsvをダウンロード
- ローカルPCでExcel起動して、誰かが作ったマクロを実行して、編集(不要な列の削除等)
- 編集後の全セルをコピー
- 所定のSpreadsheet(いろんなひとがアクセスする大事なやつ)の「貼り付け用シート」にペースト
上記の作業を、人がPCを操作することで実行していた(しかも毎朝実行)
これを、PowerAutomateで自動化しました
前提
PowerAutomateは2種類あります
- ブラウザで動くPowerAutomate(Online) …本記事ではPowerAutomateと呼びます
- ローカルPCで動くPowerAutomateDesktop …本記事ではPADと呼びます
進め方
- 現状の運用を担当者に教えてもらってExcel等を受領して確認
- Office365のアカウント作成
- PADで実装開始
- PADで実装が終わったところで稼働確認したら、PowerAutomateがないとだめなことに気づいた
- 業務担当者にその旨伝えてPowerAutomateのアカウント作成してもらった(稟議等も同時に実施)
よかったこと
今回はExcel(+マクロ)がフローの中に組み込まれていたので、同じWindows同士ということで、安心感がありました
実装も簡単でした
工夫した点
ダウンロードするときは最初は「画像で指定」を使っていたがやはりエラーが多かったのでhttpですべてを実装したのでエラーが起きなくなった
大変だったこと
- PADだけで行けるかと思ったら無理だったので、PowerAutomateでPADのフローを実行する、という形にしました
※タイマー稼働させるのが無理だった(これは調査不足) - (解決方法)PADを深夜・早朝にオフライン状態でスタンバイさせるための物理端末(ノートPC)を用意した
安定性
- 10月から毎朝稼働しているが毎日成功している
お金
- PowerAutomateの有料アカウントに20,000円程度かかる
→ 法人なら問題ない金額だが…個人では躊躇するレベル(工夫すればもっと安く出来るっぽい) - PAD用に専用の物理端末(PC)を用意した(20万円程度?)
不安点
- 物理端末はコンセント付きのロッカーにしまって24x365体制にて、電源ON状態で放置している(PC自体の劣化が心配)