就職活動中の見習いRubyエンジニアです。
先日腕試しを兼ねてRuby技術者試験Silverを受験し、結果無事合格することが出来ました。
また同試験は昨年10月にruby3.1に対応する改定が行われたばかりで、専用の参考書などが見つかりません。
そのため、はたしてちゃんと試験対策できるのか?と申し込んでから困ったりもしました。
この点も含めて、これから受験する方の目安・参考になればと思い、学習の振り返りを残そうと思います。
試験内容自体のまとめ・解説や具体的な出題傾向の予測については、多くの優れた先行記事がありますのでここでは触れません。
Ruby初心者の私がどんな対策をしたか・それらが有効だったかに焦点を当てて述べていきます。
前提・自分の知識レベル
参考として受験時点(23年1月)の私の知識の水準は以下の通りです。
- プログラミング・Ruby経験5か月目の初心者(実務経験無し)
- Ruby技術者試験は旧バージョン含め初めての受験
- プログラミングスクール(フルタイム)を4か月受講+プロを目指す人のためのRuby入門 2版を1周学習済み
対策内容・試験結果
会場の予約空きの都合もあり、申し込みから試験日までの猶予が大体5日ほどでした。
日程は急でしたが、一応丸3日くらいはまとまった勉強時間が取れています。
対策としては主に問題演習と、間違えた部分を解説&公式ドキュメントで参照を繰り返しました。
使用問題集は以下
主に参考にさせていただいた記事
本番の得点は84%(8問miss)、合格こそできたものの思ったより失点が多かったです。
おそらく、自信が無かった破壊的メソッドの判別で点を落としてしまったのだと思います。
対策は有効だったか
今回使用した問題集で新バージョンに対応しているのは公式問題集(全50問)のみです。
これだけだと流石に足りないので学習の大半は前バージョン(2.1)準拠の問題集に取り組みました。
結果として2.1用の問題集でも内容に出題傾向に大きな変更はなく、対策として十分有効だったと感じました。
また、2.1から3.1の仕様変更に応じた出題予測については、上述の記事がとても参考になりました。
受験後の感想としても、silver範囲では差異は限定的で、あえてそこを狙う問題が大量に出されたりなどしなかったので、警戒しすぎる必要はないと思っています。
最新の公式問題集以外の問題集の比較ですが、旧模擬問題は出題の大部分を占める基礎的な問題を網羅しているので、直前の確認用に取り組むと効果的だと感じました。
また、他の受験記事でもよく紹介されているRExですが、エラー記述の判別や入り組んだ演算子式など、本番でも出題数の少ない難問を中心に収録されていて特に高難易度です。
加えてたまに複数回答問題が問題文に明示されてなかったりして、ここの模擬テストは毎回得点が乱高下しがちでした(50~80点台を行ったり来たりしてました)。
本番ではそこまで難問に偏ることは無いので、この点で過度に不安がったり受験をためらう必要はないです。
むしろREx模擬テストで安定して75%以上取れる人は本番は余裕でしょう。
その他・まとめ
- rubyの基礎知識があれば、silverなら短い勉強期間で十分合格可能
- 知識の不足部分の把握や、出題傾向に慣れるために問題演習中心の学習が有効
- version2.1準拠の問題集は、3.1対策でもちゃんと使える
- 2.1からの変更点は要確認、ただし特別出題の比重が大きい訳ではないので警戒しすぎる必要は無し
近いうちにgold試験にも挑戦したいので、引き続き勉強がんばろうと思います。