オンプレミス環境をAzureに移行することを考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな方のために、初心者向けにオンプレミス環境をAzureに移行するとなったらどんなAzureサービスを利用するのか考えてみました。
要件例1
ある会社が運営するWebサイトには静的コンテンツと動的コンテンツがある。
Webサイトには全世界からアクセスが頻繁にあり、レイテンシーは最小限に抑えたい。障害が発生した場合でも、高速なフェイルオーバーでWebサイトのダウンタイムは最小限に抑えたい。また、Webサイト用に10TBのデータを保存しているWindowsファイルサーバーもあわせて移行したい。
利用サービス
ある会社が運営するWebサイトには静的コンテンツと動的コンテンツがある。
⇒Azure Blob Storage(静的コンテンツ用)
Azure App Service(動的コンテンツ用)
Webサイトには全世界からアクセスが頻繁にあり、レイテンシーは最小限に抑えたい。
⇒Azure Front Door
障害が発生した場合でも、高速なフェイルオーバーでWebサイトのダウンタイムは最小限に抑えたい。
⇒Azure Traffic Manager
また、Webサイト用に10TBのデータを保存しているWindowsファイルサーバーもあわせて移行したい。
⇒Azure Files
要件例2
オンプレミスの多層WebアプリケーションシステムをAWSへ移行する計画を立てている。
Webアプリケーションはデータ受信用のWebサーバーとデータ処理用のアプリケーションサーバーに分かれており、Apache Active MQを利用してシステム間を疎結合化している。また、データ保存用にMongoDBを利用している。また、一定の期間がすぎたデータはアーカイブとして長期に保存しておく。
利用サービス
データ受信用のWebサーバー
⇒Azure App Service
データ処理用のアプリケーションサーバー
⇒Azure App Service
Apache Active MQを利用してシステム間を疎結合化
⇒Azure Service Bus
データ保存用のMongoDB
⇒Azure Cosmos DB for MongoDB API
アーカイブデータの保存
⇒Azure Blob Storage