概要
このChrome拡張機能は、羊土社の「論文に出る遺伝子デルジーン300」に登場する遺伝子を、ボタン一つで検索・ハイライトすることができます。
デルジーンに掲載されている遺伝子を、論文やウェブサイト上から簡単にピックアップすることができるので、学習の効率がアップする気がします。掲載されていると思ってデルジーンを調べたら実は掲載されていなかった、といった落胆もなくなります。
(使用例)
Ohno, T., Akase, T., Kono, S. et al. Biallelic and gene-wide genomic substitution for endogenous intron and retroelement mutagenesis in human cells. Nat Commun 13, 4219 (2022). https://doi.org/10.1038/s41467-022-31982-1 より引用・改変
私は「論文に出る遺伝子 デルジーン300」とは無関係です。ただの読者です。
Code
中身は以下のリポジトリから閲覧・ダウンロードすることができます。本記事はreadmeに書いてあることと同じです。
Install方法
- リポジトリからダウンロードする(<>Code▽ → Download ZIP)。
- Chromeの右上にある3点メニュー(︙)をクリックする。
- 「拡張機能」→「拡張機能を管理」をクリックする。
- 拡張機能ページ右上の「デベロッパーモード」をオンにする。
- 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックし、ダウンロードした「v1.0」フォルダをアップロードする。
- 「すべての拡張機能」に追加されていれば成功。
使い方
- 適当なサイトに行き、右上の拡張機能ボタンをクリックする。
- DelGene Highlighterをクリックする。
- 「論文に出る遺伝子 デルジーン300」に掲載されている遺伝子名が青色でハイライトされる。
「拡張機能を管理」ページ内の「キーボードショートカット」から、拡張機能の起動に好きなショートカットキーを割り当てることができる。そうすれば、ショートカットキーの操作だけでハイライトができる。
ちなみに私はこの拡張機能に「option+F」を割り当てて使っている。
この拡張機能に用いた遺伝子名のリストは、2024年12月20日時点でのgene2pubmedデータを用いています(https://ftp.ncbi.nlm.nih.gov/gene/DATA/ )。
「論文に出る遺伝子 デルジーン300」では2023年12月31日時点でのデータをもとに作成されているため、本と拡張機能に若干の差があります。そのため、偽陽性・偽陰性がありうることをご承知おきください。
より正確にするには、「keywords.csv」を書き換えてください(というか誰かやってくれると嬉しいです)。
謝辞
この度は、素晴らしい本を執筆していただき、誠にありがとうございます。論文を読むときや、解析で知らない遺伝子が出てきたときのお供として、大変重宝しております。読み物としても完成度が高く、ついパラパラと読んで時間が溶けてしまいます。
編者の坊農先生をはじめ、著者の皆様、羊土社様にこの場を借りて感謝申し上げます。