はじめに
警告
本記事は 【2024年6月】 に受験した際の内容をもとに記載しています。皆さまが受験される際には最新の情報をチェックいただくようお願いします
特にAI分野はサービス内容の進化に伴うテスト範囲の変更が激しい分野です。実際に数か月前に作成された記事でも様子が変わっているケースをよく目にしました。皆様もお気をつけて!
動機
- AIを活用する業務が増えそうだったため
- Azure Fundamentals(AZ-900)を取得しもう一つ上の上位資格を取得しておきたかったため
- 無料で受験できるバウチャーを手に入れたため(2万円浮くというお得!)
ちなみに無料バウチャーは「AI Skills Challenge」により手に入れたもの。Learn内のチャレンジを最後まで実施するとAI系の資格を無料で受けられるといった内容のものでした
前提知識
- 普段からIT部門で業務しているがAI業務はほとんどない
- AZ-900レベルのAzure基礎知識
- Azure OpenAIを呼ぶAzure Function(Python)を作成した経験が一度。Azure実践経験は総じて少ない
結果
準備期間は土日中心ですが約1.5か月
無事一度目のチャレンジで合格でした
700点が合格ボーダーのところ約850点
所感
AZ-900(おそらくAI-900も?)は「やりたいこと」と「それを実現するサービス名」が一致すれば十分合格できます。
一方、AI-102はそれに加えて「それを実現するにはどのような実装が必要か」という実践的な知識が必要な印象です。ただ、試験中はLearn内ドキュメントを参照できるためすべて丸暗記する必要はありません。
当日の問題構成(あくまで一例)
通常の問題(9割程度) → ケーススタディ(1割程度)の順でした。他記事を見ていると逆順のパターンもあるとのこと。
通常問題の見直しを終えるとケーススタディが表示されるという形式のため、ケーススタディに進むと通常問題に戻ることはできません。
また、通常問題の中にも見直しのできない問題が数問ありました。
ケーススタディは長めのシステム・業務要件が与えられ、それをもとに回答するようなものです。
問題数が少ないとはいえ、読まなくてはいけない文章量は多いので余裕をもって進めるとよいと思います。
自分はこの問題数ならそんなに時間いらないだろうと高を括ってしまいケーススタディの見直しができませんでした。20分程度は残しておいた方がいいかなと思います。
やったこと①:Udemy動画講座(おすすめ度★)
「AI-102 Microsoft Azure AI Solution Complete Exam Prep 2024」
自分はAIサービスをほとんど触ったことがなかったのでなんとなく動画でイメージを掴もう(あわよくば実際にAzure触らずとも合格しないかなというスケベ心)と思ったのですが…
やったこと②:Udemy問題集(おすすめ度★★★)
「Practice Exams | Microsoft Azure AI-102 | Azure AI Solution」
動画みて一通りのサービス概要を知った状態で模擬試験を受けて愕然としました。
正解率50%程度、知らない言葉の嵐…
後ほど改めて解きなおしたのですが、内容はよかったです。評価が高く、最終更新日が新しく、問題数が多いものを選びましょう。
やったこと③:Microsoft Learning(おすすめ度★★★★★)
これは圧倒的に経験が足りないと感じ、AI-102向けに公開されている公式のトレーニングに取り組み、ワークも実際に試しました。初めての方であればトライアル用のライセンスを取得できます。
これを一通りこなすと②の問題集で7割程度取れるようになりました。
習うより慣れろ、を改めて感じました。自戒…
やったこと④:過去問(おすすめ度★★★★)
あとは問題数をこなしていきましょう。
ネットに落ちている大量の過去問くんたちのコスパ最強。
最後に
AZ-900が簡単で歯応えなかったので中上級者向けの資格にしようと軽はずみに受験を決めたAI-102でしたが、やはりそれ相応の苦労をした印象です。
さて次ですが、AI-102はAzure AIサービスの話に終始してしまったため、もっと広くAI基礎知識が欲しいなと思っています。そのため、G検定を検討していますが、それより先に受験したいSalesforce資格もあるし…と考え中です。