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A Hard Day's Night イントロ、ライブ演奏のフーリエ変換

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The Beatles, A Hard Day's Nightのイントロをフーリエ解析するシリーズ

今回はYoutubeで見つかる2つのライブ動画のイントロ音を解析していきます。ライブでは、ジョージ・マーティンは参加していませんので、ピアノの音がないバージョンを聞く事ができます。

TV番組の動画のイントロ部分のフーリエ解析

hdn_live_tv.png

D2とD3のベースの音は、ハーモニクスしているような形です。D3の音が150Hzが中心なので、ポールがD2弦のチューニングを1/3ほどD2#に、ズラしている可能性が高いです。
アルバム版にはあった、謎の周波数成分(366Hz, 490Hz, 513Hz)は計測されていません。この成分はレコーディングの際のノイズの可能性があります。
F2,A2の音がありません。リードギター、リズムギターでも、この低い音を出すのは指が難しいので、省いたのかもしれません。Fmajorの中心となる、F3,A3,C4の音はきちんと計測されています。

例にによってD5以上の音は省略します。

Live at Hollywood Bowl 1964 のフーリエ解析

hdn_live_hw.png

ベースの音量が大きい。150Hzへのズレがない。別の曲も連続して演奏する必要から、ポールがベースのD2弦のチューニングをズラすのをやめたのではないかと推測する。
アルバム版にはあった、謎の周波数成分(366Hz, 490Hz, 513Hz)は計測されていません。
F2,A2の音がありません。省略されたのでしょう。

150Hzの音の謎

2つの動画を聴き比べる事で、D3と150Hzの音の影響を比較きます。
TV版のはD3からズレた150Hzの音、Hollywood BowlのはD3の音。
ほとんど同じ音に聴こえますが、D3の方が機械的な音に聞こえる。個人的には150Hzの音が好きです。
ジョージ・マーティンと、ポール・マッカートニーは、何回も聴き比べた末に150Hzの音を採用したのかなぁ。

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