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OJT期間の過ごし方(インフラエンジニア)

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今年も新入社員研修を終えた新人が各現場にアサインされる時期がやってきました!

改めて、OJT期間の過ごし方を整理しました。私のプロジェクトではこうしてるよ!みたいなコメント頂けると嬉しいです。

弊社では一般的に以下のようなキャリアアップを目指しています。
- 3年目までインフラエンジニアとして構築を担当
- 4年目以降で案件担当者としてプロジェクトを推進

では、早速...

0.セキュリティルールの説明(初日)

新人、ベテラン関係なく同レベルで理解しなくてはいけない事項です。
USBの持ち込みはもちろんのこと、入館証の取り扱い、ドキュメントの取り扱い、SNSの利用について説明しています。

1.インフラエンジニアの簡単な説明(初日)

新人研修中にはプログラミング言語の学習中心なので、インフラ(?)という新人が多数です。
簡単な仕事のイメージとキャリアプランがイメージできるような話をしています。
結局、イメージつかんでもらえないことのほうが多いんですけど、、、


参考:インフラで扱う領域

抜粋「インフラエンジニアとは?実際の業務内容、スキル、キャリアから、資格、将来性までまとめて公開!」
http://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/8091

colum_imaga_8091_05.jpg

2.UNIXコマンド、Windowsコマンドの簡単な操作(初月)

毎年利用しているドリルを毎朝30分程度やってもらっています、
コマンドなんて利用したいときにすぐ使えるレベルになっていないと意味ないですからね:smirk:
(小学校の時に利用していた計算ドリルみたいなものです)

3.仕事の進め方(初月~翌月)

プロセス起動確認のチェックバッチのプログラム設計書~開発~テスト~リリースまでをプロジェクトと課程して進めてもらっています。ホウレンソウ、タスク管理の練習を兼ねてWBS、課題管理表も用意。

4.ITの基本的な仕組み(初月~翌月)

最初はOJT担当者で説明していたのですが、やはり座学での理解度はかなり低く、
去年度より各新人に以下のテーマを与えて発表してもらう形式にしました。レビュアーは有識者が良いです。

ITを支える基礎技術を理解するのはもちろんですが、
わからないことを調べて相手に説明できる能力を向上する目的です。


各種テーマの詳細

  • テーマ1) WEB 3層構造

サーバインフラエンジニアの仕事の領域を理解してもらうために、このテーマを採用しています。
着地点:WEB/AP/DBのコンポーネントが必要な理由を説明できること。アプリケーション、インフラの役割分担を説明できること。

抜粋「ミドルウェア(Web、AP、DB)について知ろう」
https://thinkit.co.jp/article/11837

  • テーマ2) IPアドレス、DNS
    名前解決の仕組みを理解してもらうために、このテーマを採用しています。
    着地点:自端末から弊社公式トップページの名前解決までの流れを説明できること。

  • テーマ3) 仮想化ソリューション(VMware vSphere) / ストレージ仮想化
    VMware vSphereを利用しているお客様が多いため、このテーマを採用しています。ネットワークの仮想化技術(NSX)には触れていません。採用ケースが増えてきたら考えますが、、、私も勉強しなきゃ:sweat:
    着地点:物理的なアクセスの流れ(同セグメント間の通信、別セグメント間の通信)が説明できること。

抜粋「新卒 SE 社員が贈る vSphere のキソ!第1回〜 vSphere を俯瞰する〜」
https://blogs.vmware.com/jp-cim/2014/08/vsphere_kiso01.html
20140813_vSphere1.jpg

  • テーマ4) イントラネット / インターネットシステム 基本はオンラインシステムの保守構築が中心のため、イントラ、インターネットに分けて説明しています。SSL、DMZ、グローバルIPからプライベートIPへのNAT変換、IPSやWAFについても触れるようにしています。

5.メールの書き方

3、4の状況を週次でメールするように伝えています。不明点なども極力メールでもらうようにしています。業務では比較的電話やり取りも多いですが、わからないことを文章で整理する力をつけてもらいたいので、このようなルールにしています。

以上、OJT期間の過ごし方でした。
今後もプロジェクト状況や新人にあわせて改善していきたいと思います。

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