1.インデックス(索引)とは
データベース内の、データテーブルに対する検索操作を高速化するためのデータ構造です。
インデックスは主に特定のカラムに基づいて作成され、テーブル内のデータに迅速にアクセスできます。
※本で例えるならば、目次のような役割を果たしています。
2.インデックスを作成するメリット
メリットとしては大きく2点あります。
1.検索が早くなる
目次の役割を果たすので、欲しい情報へすぐにアクセスできます。
2.パフォーマンス向上
検索が速くなるので必然的にデータを探す時間が短くなり、これによりプログラムやアプリが速く動作します。
3.インデックスの作成方法
インデックスの作成にはCREATE INDEX文を使用します。
以下に基本的なCREATE INDEX文を記します。
書き方
CREATE INDEX インデックス名
ON テーブル名 (列名)
;
例えば、社員(Employees)テーブルの社員IDカラム(emp_id)にインデックスを作成したいとなると、
下記のように記述します。
例文
CREATE INDEX indexName
ON Employees (emp_id)
;
4.インデックスの削除方法
インデックスを削除する際にはDROP INDEX文を使用します。
以下に基本的なDROP INDEX文を記します。
書き方
DROP INDEX インデックス名
;
5.インデックス名の変更方法
インデックスの名前を変更する際にはALTER INDEX文を使用します。
以下に基本的なALTER INDEX文を記します。
書き方
ALTER INDEX 変更対象のインデックス名 RENAME TO 適応させたいインデックス名
;
社員インデックス(emp_idx)というインデックス名を、部署インデックス(dep_idx)という、
名前に変更したい場合は、下記のように記述します。
書き方
ALTER INDEX emp_idx RENAME TO dep_idx
;