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【D3.js】なぜ.append("rect")の前に.enter()が必要なのか?

Last updated at Posted at 2024-10-21

結論:enter() は、まだSVG内に存在しない要素を作成するためのメソッドであり、SVG内にrect要素が追加されていなかったら、最初に追加するときはenter()が必要になるから。

以下、ChatGPTの解答メモ

enter() が必要な理由は、新しいデータに基づいて要素を作成するためです。D3.jsのデータ結合の仕組みでは、データとDOM要素を紐づける際に、既に存在する要素とデータの数が一致しない場合があります。特に、まだ要素が存在しない場合には enter() が重要な役割を果たします。

enter() の役割と必要性

1. データの結合

まず、D3.jsは以下の3つのグループにデータを分けます:

  • 既存の要素に対応するデータ(update selection): 既にある要素に対応するデータ。
  • 新しい要素を作成する必要があるデータ(enter selection): 要素が存在せず、新しく作成しなければならないデータ。
  • 不要な要素(exit selection): 対応するデータがない要素(削除されるべき)。

svg.selectAll("rect") は最初、空の選択状態(まだ rect 要素が存在しない)なので、紐づけたデータに対応する要素が足りません。このようなときに enter() を使って、データに対して新しい要素を追加します。

2. append() だけではダメな理由

append("rect") は、既存の要素に対して新しい rect を追加する動作ですが、何もない状態では自動的に要素が増えるわけではありません。D3.jsは、データの数に応じて必要な数だけ要素を追加しなければなりません。

enter() がないと、以下の問題が発生します:

  • SVG内に rect 要素が最初から存在しない場合、何も追加されない。
  • データ数と要素数が一致しないまま処理が進む。

そのため、データに基づいて新しい rect 要素を追加するためには、enter() が必要です。

具体的な流れ

  1. selectAll("rect"): SVG内の rect 要素を選択(この時点では存在しないので空の選択)。
  2. data(data): データを選択した要素に結びつける。もし rect 要素が存在していれば、それにデータが割り当てられますが、最初は要素がないため、全データが新規作成される必要がある。
  3. enter(): データの数に対応して、必要な数だけ rect 要素を新たに作成する。
  4. append("rect"): 作成した新しい rect 要素をSVGに追加。

まとめ

enter() は、データに対応する新しい要素を作成するためのステップです。これがなければ、データの数に応じて要素が増えません。enter() を使用することで、データの数に合った新しい要素を生成し、グラフやビジュアライゼーションを正しく描画することが可能になります。

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