個人的なメモです。
前提
- 内蔵HDDを初期化したい
- 廃棄または再利用するので0埋めしたい
- 今回はランダム書き込みまでは求めない
- HDDは接続した
手順
1. OSを準備
- mfsBSD
- UNIX系の軽量OS
- 12.0-RELEASE-amd64 (67MB)
- https://mfsbsd.vx.sk/
- ISOイメージからメディアを作成
- CD、フラッシュメモリなどお好みで
2. mfsBSDを起動
- 作成したメディアを使用してmfsBSDを起動
- ログイン
- ID: root
- PWD: mfsroot
3. デバイス名を確認
root@mfsbsd:~ # gpart show
4. SMART情報を確認
必要に応じてHDDの状態を見ておく。
root@mfsbsd:~ # smartctl -a /dev/DEVICE
CUI上に結果がダーッっと出てくるので、取り急ぎ見たい情報だけ。
例えば、通電の積算時間だけ見たいとき。
root@mfsbsd:~ # smartctl -a /dev/DEVICE | grep Power_On_Hours
5. 初期化
root@mfsbsd:~ # dd if=/dev/zero of=/dev/DEVICE bs=256M status=progress
- ブロックサイズ(
bs
)を適切に指定すると、より高速に書き込み可能。- デフォルトは512B
- 最近のHDDだと512Bでは良いパフォーマンスが出ない
- 32MB~512MBあたりを試すとよいかも
-
status=progress
で進捗状況を表示(安心感。。)- GNU coreutils 8.24 で追加された
dd
オプションとのこと
- GNU coreutils 8.24 で追加された
6. 終了
root@mfsbsd:~ # shutdown -h now
初期化済みのHDDを取り外したらシールを貼っておくなどして、
すぐに見分けがつくようにしておいたらよいかも。