ESXi6.7から7.0へのバージョンアップについて、インストーラISOを利用した方法の作業録です。
＃esxcliを利用した手順は以下から。
対象環境
バージョンアップ前
VMware ESXi 6.7.0 build-14320388
バージョンアップ後
VMware ESXi 7.0.3 build-20328353
試用版ライセンス（インストールしただけ、60日後停止）を利用しています。
作業の流れ
①インストーラISOのダウンロード
②ハードウェアへのインストーラISOマウント
③インストーラISOでのOS起動
④ESXi7.0へのアップグレード
本環境はESXi on ESXi（Nested環境）で構成しています。
主にハードウェア関連(ISOマウント等)では下部ESXiを操作してます。
作業① インストーラISOのダウンロード
インストーラISOをダウンロードします。
ライセンスを持っている場合は my vmware(公式) から任意バージョンがダウンロード可能です。
今回利用するインストーラISO
VMware-VMvisor-Installer-7.0U3g-20328353.x86_64.iso
ライセンスが無い場合も最新バージョンは試用版のダウンロードが可能です。
定期的にダウンロードしておきましょう。
作業② ハードウェアへのインストーラISOマウント
ハードウェアへISOマウントします。
物理サーバのCD/DVDドライブを利用するなり、遠隔管理機能からリモートマウントするなりします。
本環境ではESXi on ESXi（Nested環境）で構成しているため、下部ESXiのデータストアにISOファイルを配置してISOファイルをマウントします。
作業③ インストーラISOでのOS起動
ESXiサーバを停止し、インストーラISOで起動します。
BIOSに入り、CDROM Driveから起動します。
ESXi7.0.3が起動します。
作業④ ESXi7.0へのアップグレード
(Enter) Continueに進みます。
(F11) Accept and Continueに進みます。
(Enter) Continueに進みます。
＃VMFSについて、VMFS-3からVMFS-5への変換が行われます(後述)。
アップグレードするかどうかの選択肢になります。
Upgrade ESXi, preserve VMFS datastoreにチェック((X))を入れ、
(Enter) OKで進めます。
CPUが将来的に推奨されない可能性についての警告になります。
アップグレード自体には影響ないため、(Enter) OKで進めます。
アップグレードするかどうかの最終確認になります。
(F11) Upgradeで進めます。
アップグレードが完了しました。
(Enter) OKに進みます。
押下後、再起動が走ります。
再起動後、バージョンアップされていることが確認されました。
(備考)VMFSの変換について
ESXi7.0のシステムストレージについてはレイアウトの変更がなされました。
したがって、アップグレードによってストレージレイアウトの変更が入っています。
実機についても以下のように変更が確認されました。
・ESXi6.7
・ESXi7.0
参考