この記事投稿が100本目となるため振り返ってみます。
①投稿することの効果
②投稿を続けることの効果
③投稿の際に気を付けていること
④投稿の際に気を付けないようにしていること
①投稿することの効果
わかりやすく書く/残すようになった
「他人に見られて恥ずかしくないように」 という気持ちから、前提や意図をちゃんと表現するようになり、最低限のドキュメントクオリティを保って残すことが出来たように思います。Qiita用に作業エビデンスも取得するようになりました。
逆に、投稿せず個人用メモとしてローカルに書き殴っていた場合、たぶん利活用は出来ないレベルのう○ちを量産していたかもしれません。
ちゃんと調べるようになった
記事を書くにあたり (ある程度)内容に責任を持たねば、という意識が芽生え、結果的に製品マニュアルやナレッジを調べてから行動するようになりました。
結果的に、良く知らないコマンドをそのまま打ってデータが吹っ飛ぶような事故は減ったように思います。
もう一歩取り組むようになった
書き、残し、調べ、記事を完成させてみると、「あの設定が違ったらどうなるんだろう」「別の手法も採用できるのではないか」「そもそもこうすれば楽になるのでは」と思索が一歩進むことが多く、その結果、よりよいソリューションが閃いたり一段深い知識(沼)に触れたりするなどの効果も得られたように思います。
②投稿を続けることの効果
投稿数/閲覧数がモチベーションとなる
投稿数は知識量、閲覧数は承認欲求に自己換算して、おちこんでる時には心の支えにしたりしています(正しいqiitaの使い方ではないかもしれません)。
特に投稿数についてはGoogle Analyticsを利用するとより全体的に把握できたのでおすすめです。
投稿自体が思い出になる
よっぽどのギークでなければ、記事投稿の背景にはその当時のお仕事があり、わざわざ記事にするほど楽しい/苦しいお仕事だったはずです。
私の場合は2017年から投稿を続けており、見返してみると当時のことが思い出されますが、それぞれの記事は苦しいプロジェクト活動ではなく、技術に収斂したギリギリ直視できる内容であり、辛い過去を上手に思い出さないようにする記録/記憶方法の一つの手法かなと思います。
周囲に影響を与える(?)
私はQiitaアカウントや自投稿について社内公開していないので、プロジェクトメンバの意識向上に役立った、みたいなケースはないのですが、それでも誰かの役に立ったこともなくはないのかなぁと自惚れたりしています。
ただ、過去に一度だけ、プロジェクトメンバが私の記事を参考に「こうやったら出来ました!」と言ってきたことがあり、「あんまり技術ブログの個人投稿を鵜吞みにするんじゃないよ」って答えたこともありました。
(Qiitaはgoogle検索でhitしやすいのも良い (悪い) ところでもありますよね)
マークダウンに慣れる
Qiitaはマークダウンで記事を書くので、すっかり慣れ、マークダウンに対する恐怖はなくなりました。
(自社で利用する機会は皆無ですが)
③投稿の際に気を付けていること
ハマったら絶対投稿する
こちらのハマったは大失敗(≠熱中)したら、です。
何故かうまくいかず、よくわからないエラーメッセージにうなされ、縋る思いで検索した技術ブログに救われた経験は誰しもが一度は体験していることでしょう。
そんな一助になれたら、という意味と、将来への自分の自戒を込めて積極的に投稿するようしています。
鮮度の高いうちに投稿する
投稿のモチベーションは興味、驚き、伝えたさ、といったところだと思います。
それらは時間経過によって少しずつ失われていき、最終的には投稿することの義務感に替わり、(私の経験上)嫌々投稿するか投稿を諦めるかになります。
ですので、何かが終わったら熱と記憶の冷めないうちに書く、というのも気を付けています。
(議事録とかも同じですよね)
見やすいか、分かりやすいか、利用しやすいか
これは記事の書き方の話になってしまいますが、以下のようにメリハリをつけるようにしています。
見やすいか:見出しや強調を使ってパラグラフ・センテンスが見やすいようにする
分かりやすいか:必要な場合は構成図や表を作成して理解を促進できるようにする
利用しやすいか:コードブロックなどを利用してコピペ箇所などを目立つようにする
ただしコダワリが過ぎると執筆時間がかかるので、あくまで気持ち程度に行っています。
④投稿の際に気を付けないようにしていること
投稿頻度
こちらは諸説ありますが、Bのほうなので気にしていません。
(実力を付けたい場合、本とか資格取得の方が私は向いているからです)
A:記事を投稿するために、勉強する。結果として実力が付く
B:作業記録として、記事を投稿する。結果として記録が共有される
内容の被りの存在
被っている内容があったとしても気にしていません。
どんな作業においても100%同じ環境になることはまずなく、どうやっても機器環境、パッケージバージョン、アプリやコマンドの書き方、そして作業者の先入観がMIXされるとオリジナリティが出てくるものです。
その結果として発生する微細な違いが意外とハマりどころになったり、あるいは貴重な経験になったりするため、そのポイントが表現されていれば「自分の記事」ということになるのではないかと考えています。
もちろん 完全なコピー記事はNGですが。
内容のレベル
アカデミックなペーパーを書くのであれば、格式高く内容のレベルを考える必要があると思いますが、ここはQiitaなので内容のレベルはいろいろあって良いかと思います。なので、「技術仕様の説明」、「触れてみた」、「チートシート」、はたまたこのような「ポエム」まで、色々囚われずに書いて良いと思います。
もちろん 1行記事や完全にITに関係ない内容はNGですが。
最後に
そもそも自宅で調べた内容を会社で確認するためにQiitaという手法を取ったことが始まりになるのですが、よもやここまで続くとは思っていませんでした。引き続き適度に頑張れ私。