iSCSI接続が可能な構成を作成して繋いでみました。
iSCSIサーバ(iSCSIターゲット)のXドライブ
を10GB切り出して、iSCSIクライアント(iSCSIイニシエータ)のYドライブ
として利用します。
■環境
iSCSIサーバ(iSCSIターゲット)およびiSCSIクライアント(iSCSIイニシエータ)ともに以下
OS 名: Microsoft Windows Server 2016 Standard Evaluation
OS バージョン: 10.0.14393 N/A ビルド 14393
■流れ
1.iSCSIターゲット設定
- 1-1.iSCSIターゲットサーバのインストール
- 1-2.iSCSI仮想ディスクの作成
2.iSCSIイニシエータ設定
- 2-1.iscsi接続
- 2-2.ボリュームの作成
作業1.iSCSIターゲット設定
手順1-1.iSCSIターゲットサーバのインストール
役割と機能からiSCSIターゲットサーバををインストールします。
インストール
が完了しました。
なお、再起動は発生しませんでした。
手順1-2.iSCSI仮想ディスクの作成(iSCSIターゲット)
iSCSIディスクの配置先、容量、名称および接続に関する設定・制約を入力します。
サーバーマネージャのファイルサービスと記憶域サービス
を選択します。
左ペインのiSCSI
を選択し、右部のタスク
から新しいiSCSI仮想ディスク...
を選択します。
ボリュームで選択
からボリュームX:
を選択し、次へ
を選択します。
サイズおよび拡張方式を指定し、次へ
を選択します。
今回はディスク総量15GB
に対し割り当て10GB
、また容量可変
としています。
イニシエータ識別方法を入力します。
今回はIPアドレス
を選択し、イニシエータのIPアドレスを入力してOK
を選択します。
次へ
を選択します。
今回は検証のため、認証系は設定しません。
iSCSI仮想ディスクが正常に作成されました。
閉じる
を選択します。
作業2.iSCSIイニシエータ設定
マウントする側のiSCSIイニシエータにて作業を行います。
手順2-1.iscsi接続
初回起動時はサービス停止状態かつ手動児童になっていますので、はい
を選択して開始かつ自動起動にします。
クイック接続
のターゲット(T):
にIPアドレスを入力し、クイック接続(Q)...
を選択します。
手順2-2.ボリュームの作成
通常のディスク追加と同様にボリュームの追加を行います。
ディスクの管理から、追加ディスクが存在していることを確認します。
iSCSIイニシエータにて接続完了し、ディスクの管理からディスクが確認されない場合、iSCSIターゲット側をOS再起動すると改善する場合があります。
ドライブレターを選択し、次へ
を選択します。
今回はドライブレターにY
を選択します。
参考
【Windows Server 2019】iSCSIの設定と動作確認
iSCSI : ターゲットを構成する
iSCSI : イニシエーターの設定