本投稿の目的
Ansible を使った Oracle WebLogic Server の構築例を共有することが目的です。
初めに
今回のソース
今回利用するソースは GitHub に置きました。自由にご覧ください。
WebLogic Server の基礎知識
Oracle WebLogic Server (WLS) とは旧 BEA 社のアプリケーションサーバ製品であり、現在は Oracle 社より販売されております。基本的に開発目的・個人使用の目的であれば、無料での利用が可能です。
まず、OS 上にはたくさんのプロセスがありますが、__WebLogic Server はただの Java のプログラム__なので、JVM(Java Virtual Machine) 上で動作します。
なので、Ansible で構築する際も以下のような順番で実行するようにします。
それぞれの項目は追って別の記事で解説します。
- (Optional) OS のもろもろの設定
今回は省略しますが、ネットワークの設定など、他にもいっぱい Ansible の記事があると思うので、それらをもとに設定ください。 - Java のインストール
WebLogic Server が動作する基盤となる Java をインストールします。 - WebLogic Server のインストール
一般的には GUI を使いますが、Ansible のコマンドラインで実行するために、サイレントインストールを使います。 - WebLogic Server Domain の構築
WebLogic Server は基本的にドメインと呼ばれる単位で管理されるので、そのドメインの構築まで行います。 - (Optional) アプリケーションのデプロイ