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JPHACKSAdvent Calendar 2024

Day 1

ハッカソンで開発するときに気を付けること(短期開発編)

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はじめに

🎄JPHACKS Advent Calendar 2024🎄

本記事は,JPHACKS Advent Calendar 2024 の1日目の記事です.是非,他のカレンダーもご覧ください.

JPHACKSとは?

JPHACKS は,「日本最大級の学生向けハックイベント」です.

全国8会場で Hack Day (予選) が行われ,選ばれた15チームが Award Day (本戦) に進出することができます.
2024年は,10/26 ~ 10/27 に Hack Day, 11/17 に Award Day が開催され,延べ約100チーム,400名以上の学生が参加したそうです.

筆者は「Eventpix」チームとして出場し,以下の賞を受賞しました.

  • Hack Day
    • Best Hackday Award (大阪会場での最優秀賞)
    • Sponsor Award (株式会社江崎グリコ様)
    • Finalist Award (本戦への出場権)
  • Award Day
    • Innovator認定 (上位数チームが得られる賞)
    • Sponsor Award (株式会社Galirage様)

作成したプロダクトは,こちら の GitHub リポジトリをご覧ください.

本記事について

本記事では,充実したJPHACKSの中でも 2日のみでプロトタイプを実装するハッカソン「Hack Day」に限定し,
短期間でどのように良いプロダクトを作り上げるのか について個人的な感想を書こうと思います.(あくまでハッカソン初心者の意見です)

短期間でどのように良いプロダクトを作り上げるのか

ChatGPTを頼りまくる

正直これに尽きると思っています.10時間ほどしかない開発時間で実装をいちいち調べている暇はありませんでした.開発時間の密度を濃くするためにも,コーディングで迷ったらとりあえずChatGPTに聞くということを意識すると,時間をフル活用できました.特に,調べたいことをうまく言語化できない,検索する単語がわからないというときはChatGPTが大活躍しました.

ただし,「ChatGPTが出力したコードは必ず読んで最低限理解する」 ということを意識しました.ChatGPTに頼り切ってしまうと,そのコードを改変するときに理解するフェーズが必要で追加で時間がかかってしまいます.個人的に理解したうえで実装したいこともあり,ChatGPTはあくまで「超高速な検索ツール」として使用していました.

環境構築を事前に完了させる

環境構築が最も時間がかかりました.特にインストール系は事前に完了させておくべきだと感じました.会場のネットワークが最強とは限らないので,思い通りにインターネットを利用できないこともありました.特にモバイル開発は,エミュレータのインストールで数GBのダウンロードが必要なことも...

開発期間は新規開発に注力するためにも,環境構築までは事前に完了させるべきです.

「プロダクトが何を解決するのか」を全力でアピールする

ハッカソンに参加する人はやはり開発が好きな人が多いので,発表で「何を実装したか」という機能説明に時間を割きがちです.自分も正直そのタイプの人間でした.ただしハッカソンで求められているのは実装力の強さだけではなく,そのプロダクトがもつ価値が大きいと考えています.特にJPHACKSの場合,Hack Day の発表時間は90秒しかなく,事前まで開発を全力で行っていたので,機能の説明だけして時間切れということもかなりありました.

著者のチームで開発した「Eventpix」は予定入力の手間を削減することをテーマにしているのですが,著者が発表するときは,機能説明もそこそこに 「たった5タップでいい!!」 ということを猛プッシュしていました.賭けの部分はありましたが,プロダクトの価値や魅力が伝わったことで素晴らしい賞がいただけたと考察しています.

スポンサーに合わせたプロダクトを作る

やはりイベントに出場する以上,何らかの賞品は持って帰りたいものです.JPHACKSではスポンサー毎に賞とその審査基準を用意しています.ハードウェアや自社APIなど,何らかの制限を付けているところもかなりありました.それらから着想を得てプロダクトのコンセプトを練り,スポンサーに 媚びる 全力アピールしていくことで,賞を得られやすくなると思います.

著者らのプロダクトはスポンサー向けに調整はしていませんでしたが,魅力を全力でアピールしたこともあり,Hack Day と Award Day でそれぞれ1社ずつ Sponsor Award をいただくことができました.やっぱり形に残る賞や景品を頂けることは,大きなモチベーションになります.次回ハッカソンに参加するときは,欲しい景品に合わせてプロダクトを作成してみようと思います.

最後に

記事を読んでいただきありがとうございました.

とりあえず思いつくものを書いてみました.新たな案が出てきたら,再度まとめなおすかもしれません.
1回参加しただけの初心者が生意気な口きいてすみません...
誰かの参考に少しでもなれば幸いです.

これらの知見はやはり参加してみないとわからないことばかりでしたし,不安ながらもとりあえず参加したことで,多くの経験やつながりを得ることができました.

この記事を読んでいただいた方で,ハッカソンにチャレンジしてみたい方は,とりあえず参加ボタンを押してみましょう!
そこからどうするか悩めばいいと思います.

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