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世界の社窓から 〜UiPath プロダクト&イベントマーケ編〜

Last updated at Posted at 2021-12-17

皆さま、こんにちは! UiPath の Product & Event Marketing を担当しています原田です。
早いもので今年もアドベントカレンダーの季節ですね、皆様も年末に向けて今年の仕事を完了させるべく忙しくお過ごしになっている思います。
この投稿が皆様の忙しい日々の間のささやかなリフレッシュの材料になったらいいなと思いますので、ぜひご一読お願いします:relaxed:

図1.jpg
先週、米国ワシントン州のベルビューにあるオフィス(ビル入り口にはUiPathロゴが!)で、Product Marketing の各エリアの担当者が集まる機会がありました。
それぞれのマーケットからの視点を持ち寄って話す機会なので私としても大変刺激をもらえた機会だったのですが、本日はその話題の1つにもなった自動化ソリューションマーケットのトレンドについて話したいと思います。

欧米にあるある Attended Robot 展開の話
Attended Robot といえば人がその実行を行うタイプの自動化ロボットということは皆様よくご存知だと思います。
世界のメンバーと話すとき、どのようにこの Attended Robot を使っていただけるシーンを増やしていくかという議論がよく起こります。
これは欧米での自動化は Unattended、自動的に実行開始するロボットが主になっていて、Attendedはそこから派生してくる使い方という考えが背景にあります。
日本では、Attended Robot を利用した自動化活用は一般的ですが、これは欧米よりも現場主義な日本の働き方文化が反映されているようにも思えますので、文化の違いが展開の違いに現れた面白い例ではないかと思います。
一方で、UiPathの製品戦略は世界共通ですが、外資ベンダーの中でも人の相棒として働くデジタルロボット(Attended)のシナリオを大事にしている点はユニークではないでしょうか。
ロボットトレイから Assistantへの進化、Appsの登場、MarketPlaceの強化、そして StudioX の開発と機能拡大と、今年も多くの Attended のシナリオをより使いやすくする製品を提供してきましたが、来年も引き続き Attended 強化をしていくことを先のベルビューミーティングでも確認してきましたので、ぜひ楽しみにしてください!

実現に近づく セマンティックオートメーション
本年9月に行った UiPath AI EXPO 3.0 で、弊社のCEO 長谷川が初めて口にしたセマンティック・オートメーション、12月のLTS21.10の発表でも将来の製品ビジョンとして広くご紹介することができました。
自動化が自動化を理解して人の意図を自動化プロセスに反映する世界、未来的な話にさえ聞こえるセマンティック・オートメーションについても議題にあがりました。
現在、Form AI という機能がプレビューとして提供が始まっています。これは UiPath Document Understanding の機能と連携して、書類のデータの読み取りとその理解を AI と連携して機能拡充するものです。
下記のYoutubeビデオをご覧いただけると実際の動作もご確認いただけると思いますが、コンピューターが人の操作から意図を汲み取ってその設定を容易にしています。
来年には、こういった自動化が人に寄り添う技術が反映された製品が増えていくことになると思います。


衝撃!UiPath Automation Suiteの登場
12月15日(水)まで開催されていた UiPath Reboot Work Festival Japan 2021 にて、UiPath Automation Suite の発表が行われました。
乱暴な説明ですが、これは Automation Cloud をオンプレやプライベートクラウド上に構築することを可能にする展開方法です。
技術的には Kubernetes に対応して運用性や保守性を高めることができるということなのですが、UiPathのソリューション的には従来の個別製品の運用から Automation Platform として運用できるようになる大きなマイルストーンになったと思います。
これもベルビュー会議での一つの話題になった話ですが、マイクロソフト社を例にすると Word/Excel/Powerpoint といったユーザーアプリケーションがスイート化された背景はユーザーの生産性向上を複数のアプリ連携で強化するという狙いがありましたが、その後には Excehage Server や Sharepoint Server も Office365 という1つのプラットフォームに集約されるようになりました。
これはクラウド化が進むことで、クライアントとサーバーの連携が当たり前になり、ユーザーに提供すべき必須の機能の範囲にサーバー側の機能も含まれるようになったとも考えられると思います。
自動化の技術も従来はワークフローを作って実行するという形が一般的でしたが、UiPathは Process Mining や Automation Hub のような発見領域、AIとの更に深い連携、セキュリティやガバナンスといった安定した運用も含めて Automation の領域になっていくと考えています。
そういったビジョンを実現する具体的な方法として UiPath Automation Suite は衝撃的なインパクトを持ったリリースになると思います。
本当はクリスマスプレゼントとして、UiPath Automation Suite のトライアル版の提供開始をご案内したかったのですが、残念ながら間に合わせることができませんでした。申し訳ない…。
もし今後に提供が始まりましたら、ぜひ My Automation Cloud としてお試しただけたら嬉しいです。


以上、一部ではありますが、世界のメンバーと話して感じた刺激を皆様とも共有できていましたらありがたいです。
来年も皆様と新たなテクノロジーと製品で盛り上がりたいと思います。バーチャルイベントだけでなくリアルイベントも戻ってくると思いますので、ぜひ様々な場所で皆様にお声がけさせてください。
それではメリークリスマス:evergreen_tree:、良いお年を!:tiger:

BellevueSqure.jpg

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