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AWS Certified Cloud Practitioner 合格までの道筋

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目次

1. はじめに
2. クラウドプラクティショナーとは?
3. 勉強方法
4. 受験当日の感想
5. 合格までに取り組んだ学習の順番
6. 参考

はじめに

今回は私がAWS Certified Cloud Practitioner (CLF)の合格までの取り組み等を話していきたいと思います。

私の経歴を簡単に説明しますと

  • 理系大学院卒(情報電気電子専攻)
  • APNパートナー会社所属
  • 2023年4月に入社した新入社員
  • AWS未経験

となっています。
今後、業務の中でAWSを扱っていくため、その前提知識を身に付けるためにCLFを受験しました。

本記事ではみなさんが抱えている

  • CLFとは何か?
  • どのような勉強方法があるのか?
  • おすすめの勉強法って?

などの疑問の解消に少しでも役立つと幸いです。

おすすめの勉強法や当日の感想はあくまで個人の意見です。
みなさんと異なる場合もあるので、参考程度に御覧ください。

クラウドプラクティショナーとは

AWS公式サイトには以下のように書かれています。

AWS Certified Cloud Practitionerは、AWSクラウド、サービス、用語の基礎的かつ高度な理解を持っていることを証明します。これは、ITやクラウドの経験がまったくない個人でクラウドのキャリアに切り替えるか、基礎的なクラウドリテラシーを求めている基幹業務の従業員にとって、AWS認定ジャーニーの良い出発点となります。
AWS Certified Cloud Practitionerより

公式の説明ではやや分かりにくいのですが、要約すると

  • AWSクラウドサービスの概念や特徴、用語などの基礎的な理解を証明する資格

となります。

受験者概要

クラウドプラクティショナー試験に合格した場合、次の能力があることを証明されます。

  • AWSクラウドとは何か、基本的なグローバルインフラストラクチャについての定義が可能
  • AWSクラウドの基本的なアーキテクチャ原理を説明可能
  • AWSクラウドの価値について説明可能
  • 請求、アカウントマネジメント、料金モデルについて説明可能

その他多くのことを証明されますが、今回は省略します。
なお、上記の説明は以下の書籍に書かれていますので、気になる方は購入を検討してみてください。
AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第2版 (AWS 認定資格試験テキスト)

出題範囲

AWS公式サイトを確認すると、試験の出題範囲と分野の比率は以下のようになっています。

分野 出題の割合
1:クラウドのコンセプト 26%
2:セキュリティとコンプライアンス 25%
3:テクノロジー 33%
4:請求と料金設定 16%

解答タイプ

試験の解答タイプには2種類あります。

  • 択一選択問題
  • 複数選択問題

試験時間と出題数

試験時間は90分となっています。
また、出題数は65問です。

1問に対して1分20秒程度の解答時間となっているため、そこそこ余裕がある印象でした。早い人だと40~50分くらいで終了するのではないでしょうか。

合格ライン

合格ラインは70%となっています。
AWSの問題は1000点満点となっています。そのため、合格には700点以上の取得が必要です。

先ほど説明した出題範囲ごとに7割の得点を上げる必要はなく、トータルで7割を超えていれば合格となります。

勉強方法

AWS公式提供

AWS公式が提供している学習方法として以下のものがあります。

  • ホワイトペーパー
  • AWSトレーニング
  • AWS Black Belt Online Semminer

ひとつずつ説明していきます。

ホワイトペーパー

公式には以下のように書かれています。

AWSとAWSコミュニティによって作成された、テクニカルホワイトペーパー、技術ガイド、参考資料、リファレンスアーキテクチャ図などの技術文書を活用して、クラウドに関する知識を深めてください。
AWS ホワイトペーパーとガイド

つまり、ホワイトペーパーとは

  • クラウドの知識を深めためにAWS側から提供される技術解説書

ということです。

実際に上記リンクから確認していただければ分かりますが、英語で書かれています。AWSにあるあるな変な日本語訳で書かれているわけではないため、意味を正確に読み取ることができる点でおすすめです。

しかし、英語が苦手ということであれば微妙かもしれません。他の方法でサービス内容を確認するか、DeepLなどの翻訳ツールを活用して読み進めるというのも一つの手だと思います。

AWSトレーニング

AWSトレーニングとは、AWS側が提供しているサービスです。トレーニングは主に4つに大別されます。

  • 無料のデジタルトレーニング
  • プロバイダーからのデジタルトレーニング
  • クラスルームトレーニング
  • プライベートトレーニング

自分の学習目的や学習環境に応じて受講を選択できます。ただし、日本語非対応なものなどもあります。

AWS Black Belt Online Semminer

Black Belt は製品やサービス、ソリューション別のテーマに分かれて主催されているオンラインセミナーです。
そのセミナーをPDF形式で資料提供などがなされています。

それぞれの製品やサービスごとに詳細に説明されているため、
下手な参考書よりもBlack Beltを参照した方がいい!
という方も多いです。

平野さんという方がBlack Beltのセミナーについての一覧リストを作成してくださっているため、是非参考にして見てください。リンクは以下となります。

書籍

独学で学習されているという方は書籍が最も取り組みやすいのではないでしょうか。
セミナーなどに申し込みをするのが億劫だという人は、書籍で学習するというのも一つの手だと思います。

しかし、書籍だけではAWSの製品やサービスを網羅することは難しいと思うので、適宜Black Belt等を参考にしながら学習を進めることを勧めます。

Udemy

Udemyはオンライン学習プラットフォームであり、ビジネスやIT、プログラミングスキルや資格など様々なことについてオンラインで学習することができます。

AWSに限定した講座数でもかなりの数あるため、良質なものを見分ける力が必要だと思いますが、個人的な意見としてはぜひ活用して頂きたいです。

定期的にセールも行われているため(というかほとんどセールしている気も...)、そのタイミングを待って購入するのも一つの手だと思います。

受験当日の感想

ここからは私が受験した当日の出来事および感想を述べていきたいと思います。

1. 予定時刻よりも前に受験可能

上京後、初めてのテストセンターだったので、試験開始予定時刻の30分前に会場に到着しました。会場の中で待たせてもらおうと考えていたのですが、すぐに受験させてもらえました。

あくまで私が受けた会場で上記の対応を受けただけなので、全国のテストセンターが同様なのかはわかりません。

2. 緊張えぐい
これまで高校受験から大学受験、入社試験など様々な試験を経験してきましたが、一番緊張したように感じました。

CBTということもあり、会場が異様に静かだからということもあるのかもしれません。

3. 問題難易度
問題の難易度に関しては、Udemyで取り組んだ問題集と似たような問題が多く出題されていたように感じます。

ただし、一つとして同じ問題は出題されておらず、あくまで似たような問題ということにご注意ください。

また、インターネットには無料問題集というようなサイトも見られます。しかし、これらの問題は簡単すぎる or テイストが異なるのどちらかだと感じたため、あくまで演習量を積むというイメージで取り組むと良いと思います。

Udemy問題集と同じ問題は出題されていないが、テイストは同じ

4. 試験の結果が出るの早い
これに関してはCBT方式だから当たり前ではあるのですが、試験が終わるとすぐに画面上に結果が表示されます。

だからこそ緊張するというのもあったのかもしれません。

結果は、合格 だったので安心して帰路につく事ができました。

合格までに取り組んだ学習の順番

私が合格までに取り組んだ学習の順番は以下のとおりです。

  1. 社内でのパートナーシップ講習
  2. パートナー限定の動画(6時間)
  3. 書籍によるテキスト学習
  4. Udemyでの問題演習(3周)
  5. Web上の無料問題サイト(200問分)
  6. AWS公式問題

上記6つのなかで特に有益だと感じたものは次のものです。

  • パートナー限定動画
  • Udemyでの問題集
  • AWS公式問題

具体的な学習方法

  1. パートナー限定動画(見れるなら)
    パートナー限定で見れる動画を視聴できる環境であるならば、是非とも見るべきだと思います。この段階でCLFに必要な知識を身に付けていきます。
    もし、見ることができないのであればテキストかBlack Beltでサービスや製品の知識をつけてください。
    ただし、動画にしろテキストにしろ、すべての範囲を網羅できているわけではないため、適宜Black Beltを活用することをおすすめします。

  2. Udemyで問題演習
    こちらに関してもぜひ取り組んで頂きたい内容となっています。問題がかなり良質であり、ほとんど本番に出題された内容と同じ問い方となっていると思いました。
    私が受講したものは模擬試験が6回分ついているものです。1周目は動画やテキストにないものからの出題もあるため、大体6割程度だったと思います。
    その度にBlack Beltやホワイトペーパー、公式による解説、Qiita での解説を活用して知識を補充していきました。
    1度の問題演習には解答後のやり直しも含めて1時間30分ほどかかりました。そのため、1日に2つ演習2取り組み、翌日に前日の問題を復習するという勉強法を行いました。
    この勉強方法で、2周目を行うときには9割の正答率を達成することができ、演習時間も45分程度で済んだと思います。
    意識すべき点は、似たようなサービスを如何に細かく覚えられるかだと思います。例えば、「VPCピアリング」「AWS Transit Gateway」「AWS Direct Connect」の違いを問題文を見ることなく自分の口で説明できるかなどを意識しながら学習すると効率が段違いに上がると思います。

  3. 余裕があればAWS公式問題
    Udemyでの問題演習を3周もすれば合格する力はつくと思います。試験日程まで余裕があるのであれば、Web上の無料問題で演習を積むのもありだと思います。
    ただし、こちらに関しては果たして正しい解答なのかと疑問に思うものもあるので、あくまで多くの演習を積むということを意識すればOKだと思います。

重要なこと

最後に重要なことをまとめると以下になります。

  • 問題を解くだけで終わらせず、必ず復習を行う。
  • 問題演習を行う場合は、9割以上取れるまで反復する。
  • 似たサービスのどこに違いがあるかを意識しながら理解を進める。

参考

Udemyサイト

【C01&C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)

書籍

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト)
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