今回は、スピッツの名曲 「ロビンソン」 を UML(Unified Modeling Language) で図式化してみました。
「ロビンソン」は、美しい情景と感情が織りなす、解放感と切なさを感じる一曲。その歌詞を シーケンス図 と クラス図 で解析し、歌詞が持つ物語性や感情の流れを視覚的に整理しました。これによって、より深く楽曲の魅力に迫ることができました。
- シーケンス図
この図は、歌詞に描かれた時系列の流れを表現しています。
主な登場人物である「オレ」と「キミ」を中心に、物語がどのように進んでいくかを描いています。
シーケンス図のポイント:
1.自転車を追いかける「オレ」
•キミが自転車を漕ぐ場面がスタート地点。「河原の道を走る」という情景が視覚的に浮かび上がります。
2.過去のエピソードを思い出す
•レコードと「せつなくて」という感情が交錯し、二人の思い出や切なさが蘇るシーン。
3.二人だけの国を作る
•想像の中で広がる「二人だけの国」という新しい世界が、「空」や「宇宙風」に象徴されています。
4.自由への旅立ち
•最後に「宇宙の風に乗る」という詩的な表現が、解放感と希望を描いています。
- クラス図
こちらは、歌詞に登場する要素や感情をクラス図として整理しました。
「オレ」と「キミ」を中心に、関連する記憶や感情、そして「空」や「道」といった環境的要素までを視覚化しています。
クラス図の構成:
•メインキャラクター
•オレ:追いかける存在であり、肩の荷物を背負っている象徴的な存在。
•キミ:自由や希望の象徴として描かれ、物語の動きを作り出します。
•環境
•空:自由と広がりを象徴する場所。
•宇宙風:解放感を感じさせる要素。
•記憶と感情
•レコードやエピソードが、「せつない」「まぶしい」といった感情を引き起こし、物語に深みを与えています。
•魔法の世界
•「二人だけの国」や「ルララ」といった詩的な表現が、現実を超えた想像の世界を作り出しています。
「ロビンソン」のテーマと解釈
これらのUML図を通じて、以下のテーマが浮かび上がります:
1.自由への憧れと現実の葛藤
自転車や空、宇宙風といった要素は、日常から解放されたいという願望を象徴しています。その一方で、「肩の荷物」などの現実的な要素が、自由を求める主人公の葛藤を表現しています。
2.大切な人との絆
キミは、オレにとって希望であり、共に旅立つことで新しい世界を作る重要な存在です。
3.記憶の中の輝きと切なさ
過去のエピソードや感情が、楽曲全体に切なさと温かさを与えています。「まぶしい」と「せつない」という感情が交錯し、物語に深みを持たせています。
まとめ:UMLで広がる歌詞の魅力
スピッツの「ロビンソン」をUML図化することで、歌詞に込められた物語や感情の構造が視覚的に整理され、新たな魅力を発見することができました。
UMLを使えば、他の楽曲や物語も簡単に図解できるので、皆さんもぜひ挑戦してみてください!好きな曲を解析することで、新しい楽しみ方が広がりますよ。