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どのToolboxがいるの?って言われたときのMATLAB術

Last updated at Posted at 2024-05-26

目次

はじめに
関数のリンク先
コードの中身について
概要
関数の定義と説明
関数のドキュメント
入力処理
ツールボックスの特定
まとめ
注意点
おわりに

はじめに

こんにちは、HerniaBabyです。
皆さん、こんなことないですか?
せっかく作ったMATLABコードを他の人に渡すとき、先方にこんなセリフを吐かれてしまうなんてこと…

「必要なToolboxしか入れたくないんだけど?どれがいるん?」

今回はそんなワガママベイビーな方々の要望にかなえる関数を作成しました。

関数のリンク先

File Exchangeにも掲載中です。

View findRequiredToolboxes on File Exchange

GitHub Link :findRequiredToolboxes

コードの中身について

ChatGPTに説明させます笑

概要

このMATLABコードは、指定されたMATLABスクリプトや関数ファイルに必要なツールボックスを特定するための関数findRequiredToolboxesを定義しています。

この関数は、.m.mlx、および.slxファイルタイプに対応しています。以下にコードの詳細な説明を示します。

関数の定義と説明

function requiredToolboxes = findRequiredToolboxes(scriptPath)
  • findRequiredToolboxes は関数名です。
  • scriptPath は入力引数で、MATLABスクリプトや関数のファイルパスを表します。
  • requiredToolboxes は出力で、必要なツールボックスのリストが入ります。

関数のドキュメント

    % findRequiredToolboxes - 指定されたMATLABスクリプトや関数に必要なツールボックスを特定します。
    % 
    % Syntax: requiredToolboxes = findRequiredToolboxes(scriptPath)
    % 
    % Inputs:
    %    scriptPath - 必要なツールボックスを特定したいMATLABスクリプトや関数のファイルパス
    % 
    % Outputs:
    %    requiredToolboxes - 必要なツールボックスのリスト
  • この部分では、関数の簡単な説明、構文、入力、および出力について説明しています。

入力処理

switch nargin
    case 0
        [file,path] = uigetfile( ...
            {'*.m;*.mlx;*.slx', ...
            'MATLAB Files (*.m,*.mlx,*.slx)'; ...
            '*.*',  'All Files (*.*)'},'Select a file');
        if isequal(file,0)
            disp('User selected Cancel');
            msg = 'You need to select a file.';
            error(msg)
        else
            path = fullfile(path,file);
        end
    case 1
        path = scriptPath;
end
  • ここでは、入力引数scriptPathの処理を行っています。
  • 入力引数が提供されていない場合 (nargin == 0)、ファイル選択ダイアログ (uigetfile) がユーザーに表示されます。
    • ユーザーがファイル選択をキャンセルした場合、エラーメッセージが表示されます。
    • ファイルが選択された場合、そのフルパスが構築されます。
  • 入力引数が提供されている場合 (nargin == 1)、pathscriptPathに設定されます。

ツールボックスの特定

[~,~,ext] = fileparts(path);
if ext == ".slx"
    sList = dependencies.toolboxDependencyAnalysis(path);
    reqiredToolboxes = string(sList)';
else
    [~, pList] = matlab.codetools.requiredFilesAndProducts(path);
    Tbox = string({pList.Name}');
    Certain = cell2mat({pList.Certain}');
    reqiredToolboxes = Tbox(Certain);
end
  • 次に、指定されたファイルの拡張子をfilepartsを使って取得します。
  • ファイルがSimulinkモデル(.slx)の場合:
    • dependencies.toolboxDependencyAnalysis(path) を使って必要なツールボックスを特定します。
    • 結果を文字列配列に変換し、転置します。
  • ファイルがMATLABスクリプトや関数(****.m または .mlx****)の場合:
    • matlab.codetools.requiredFilesAndProducts(path) を使って必要なファイルと製品を特定します。
    • 製品名を文字列配列 Tbox に抽出します。
    • Certain フラグが真のツールボックスのみを最終リスト requiredToolboxes に含めます。

まとめ

  • findRequiredToolboxes 関数は、MATLABスクリプト、関数、またはSimulinkモデルに必要なツールボックスを特定するのに役立ちます。
  • ファイルパスを直接入力するか、GUIダイアログを使用して選択する柔軟性があります。
  • 異なるファイルタイプ(.m.mlx.slx)に適切に対応し、必要なツールボックスを特定します。

注意点

試行段階で気づいたんですが、スクリプトの中に関数を入れるとSimulinkが追加されます。

SampleScriptの中身と結果

clc, clear;
disp('This is Sample Code')
txt = findRequiredToolboxes(fullfile(pwd,"SampleScript.m"));
fprintf('This code needs %s \n',txt)

出力

This is Sample Code
This code needs MATLAB 
This code needs Simulink 

おわりに

ChatGPTすげえ…笑

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