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流行語大賞と一緒に2019年のRPAを振り返る

Last updated at Posted at 2019-12-18

流行語大賞と一緒に2019年のRPAを振り返る

2019年、日本の流行語大賞はラグビーの「ONE TEAM」でしたね。チームにとって必要な選手たちを、国籍や新旧問わずに収集・まとめあげてチームを作り、彼らが「ワンチーム」になるまでの過程や、チームへの気持ちなどのストーリー性の上で「ONE TEAM」という言葉を定義付けていたそうです。正直、まったくラグビーを見ていなかったので「え?これが流行語?」と最初は思いましたが、この言葉の裏のストーリーを知ることで「あーいい言葉だなぁ。」という気持ちにさせられました。

リモートワークやパラレルワークなんて言葉をよく聞くようになってきた事が示す様に組織への所属意識は薄まり、メディアの形も多様化し、「個の時代」なんて叫ばれることもある昨今に、「個」を尊重した上で「ONE TEAM」となり、快進撃を遂げる?素晴らしい!「漫画ですか?」って位によくできたストーリーですね。そりゃあ、感動しちゃいますよね。

さて、前置きのポエムが長くなりましたが、私がこの記事で紹介したいのはつまりはこれです。ジャジャ~ン♪ #2019年RPA流行語大賞 ~!!

2019年にRPA界隈で流行った。もしくは、共通認識として広がっていた言葉やその文脈をこの記事で紹介させてもらうことにより、日本のRPA界隈の2019年のストーリーを知り、何かを感じて頂ければと思います。

なお、候補集めや投票はTwitter上で行いました。
詳しく見たい方は #2019年RPA流行語大賞 のハッシュタグを検索してみて下さい。

ノミネート作品

それではまずはノミネート作品をご覧ください。
コメント 2019-12-18 162936.jpg

実に30個の流行語大賞候補が集まりました。

集計結果

この中から一応投票を行いまして、この様な結果がでました。
コメント 2019-12-10 215912.jpg

1、 RPAダイエッター(9票)
2、 RPALT(7票)& ガツミ(7票)
3、 RPA女子(6票)& 波動拳(6票)
4、 RPA幻滅期(5票)&それ、マクロで良くね?(5票)
5、 Power Automate(4票)

…え。まさかRPAダイエッターが流行語大賞?
いや流石にね。Qiita警察に怒られてしまうので真面目に選びます。投票とは時に公正ではないのです。なぜなら皆、自分の所属しているものをひいきして選んでしまうからです。正しい判断を下せる人間が正しい判断を下すのが全体のためです(独裁者の思考回路)。

そして、流行語大賞は...

RPA幻滅期
それ、マクロで良くね?
で決定!

選んだ理由としては個人の思いと関係ないところで挙がっているであろう候補だと判断したからです。

とは言っても個人の思いを無視するのはよくないですよね。人が関わっているからこその流行語大賞という事で、「流行語大賞あと一歩だったで賞」もいくつか選んでみました。
RPALT
RPA女子
波動拳
Power Automate
AI OCR
以上でしたー(パチパチ
本当におめでとうございます。

ちょっと解説

まずはそれ、マクロで良くね?ですが、これは主に2019年前半によく聞いた印象があります(あくまで個人的な...省略)。今でもよく聞く話ではあるかもしれませんが、結局RPAでやっている業務事体が、マクロなどでも実装できるし、ものによってはRPAより早い。という事があるので、使い分けましょうねーという文脈でよく議論されました。

次にRPA女子。これは株式会社◯◯◯◯さんが、女性の社会復帰だったり、家で子育てをしながらリモートワークで稼ぎたい女性を支援する。という文脈でN◯Kの朝の番組で紹介した事で広まったワードです。当時RPA人材の需給バランスが完全に売り手市場だった事もあり、未経験から始められるリモートワークとしては高待遇(?)が話題となりました。2018年後半から広まって2019年現在、周りを見ているとどうやらRPA をやっている女性でそう名乗りたい個人ならば誰でもそう名乗る。もしくは上司から勝手にそう形容される。といった類いのワードに変容してきていると感じます。

そしてRPALT波動拳ですが、この2つのワードはどちらも、ユーザーがRPAを楽しむという文脈で共通する所があると思います。2016年頃から大手コンサルティングファーム辺りの厚労(?) で日本で急速に広まり出したRPAですが、何しろバズワード。多くの企業が利用を開始したという事で多くのユーザーが誕生。コミュニティ活動も非常に賑わいました。RPALTというコミュニティは今全国に横展開していて、毎週日本のどこかしらでRPA のイベントが行われています。Twitter 上ではとある企業のRPA ユーザー(@RPA_Journey)さんがRPA ツールを利用して遊び心満載で作った波動拳がバズって、遊び感覚でRPAツールをいじりながら技術力を高めていくコアなユーザー会も生まれました。

AI OCR は今年の5月〜名前を見かける頻度が上がりました。6月辺りなんて展示会では大フィーバーしてたと思います。やっぱり未だに紙で上がってくるデータを手打ちして...といった企業が多く存在するので、「これが自動化出来れば凄い業務削減になる!」と期待感が大きいのでしょう。これについてはまだ議論が必要で、トライアルでつまづいて進めなかったり、「いや、まずはその予算で電子化してみよう」という所に行き着く企業もいたりで今年の5月位に比べると12月現在やや下火?いやそれでも潜在的な期待感は大きいのかな。という印象です。

Power Automate は2019年11月にマイクロソフトがRPA製品として発表して、とりあえず瞬間風速的には大フィーバーしました。発表があった日のTwitter はその話で持ちきりでしたね。来年、この製品がどうなるのか?そもそもどんな製品?という事は、Google やApple はどうこの分野に絡んで来る?などザワザワしました。

最後にRPA幻滅期ですが、これはアドベントカレンダー初日でも紹介されていたのと、みんな知っていそうなのと、文章がだらだら長くなってきた関係上省略。でも、最近どこでも聞きますね。

以上です。

最後に

一応来年のも予測しときます。
えーと、ではBPMと、それ、APIで良くね?が流行るかも!(思いつきです

Thank you for reading!!

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