ドキュメントを書くときに便利な Gitbook。それに UMLやガントチャートを記述できる Mermaid.js を組み込んだ環境を作るためのメモ。
ガントチャートがほしいならMermaid.jsだが、UMLが使えればいいのなら、PlantUMLを使うのがおすすめ。
PlantUMLが使えるGitbook環境については次のエントリで書いたのでそちらもどうぞ。
手順
- まずは npm 環境の初期化。聞かれる設定は適宜入力。
$ npm init
- gitbook-cli をインストールする
$ npm install -D gitbook-cli
- 次の内容で book.json を作る。
ここでは直接gitリポジトリからhypc/gitbook-plugin-mermaid.git
を導入する。1
book.json
{
"plugins": [
{ "name": "mermaid",
"version": "git+https://github.com/hypc/gitbook-plugin-mermaid.git"
}
,"-sharing","hide-published-with"]
}
- 次のコマンドを実行して mermaid プラグインをインストールする
$ gitbook install
- Gitbookを初期化する。
$ gitbook init
実行後、README.md
と SUMMARY.md
ができている。
ここまででセットアップ自体は終了。以下は動作確認
-
README.md
に次の内容をコピペする
```mermaid
graph TD;
A-->B;
A-->C;
B-->D;
C-->D;
```
- 次のコマンドを実行して
http://localhost:4000/
にブラウザでアクセスする。
$ gitbook serve
Tips
ドキュメントの作成開始時点で 目次とファイル構成が決まってるなら、SUMMARY.md
にそれを記述して gitbook init
を実行すれば、必要なディレクトリ/ファイルを生成してくれる。便利。
-
gitbook-plugin-mermaid−2 を試してみたが、うまく動かすには 2017/02/20現在ではソースを修正する必要があるらしい。このプラグインならその必要はない。 ↩