10
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

今回は文系大学生が0から1年機械学習をやってみたことについて書いていきます。

##今までの経歴
文系大学の商学部に通っていて、去年の12月に機械学習の勉強をはじめました。
また、3年を終えた時点で今年の4月からですが1年休学をしています。

##1年機械学習をやってみた感想
感想としては色々ありますが、
・コードをただ書く以外のビジネスの知見が多く求められる
・将来機械学習をできるからと言って安泰ではない
という2つがとても大きかったです。

###コードをただ書く以外のビジネスの知見が多く求められる
機械学習というのはあくまで予測を行うというところがゴールであるので、「どのような予測を行うか」「何を用いて予測するか」の策定にとても時間がかかります。これらを決めるためには、その分野のドメイン知識が必要になることも多いです(例えば広告を出すときにはどの変数が重要など)。
また、実際に予測ができるかどうかをやってみないと分からないことも多々あり、会社の利益を考慮ながらやるやらないを決めていくということも重要です。これらを考慮するとアプリ開発などの他のエンジニア領域以上にビジネスの知見が必要になるんだなということをとても大きく感じています。

###将来機械学習をできるからと言って安泰ではない
自分は機械学習を始めるときに機械学習ができればある程度は将来安泰だろうという考えを持っていました。しかし、実際にやってみると
####・技術革新(特にAutoMLによるモデル作成の自動化)による今の技術の陳腐化
→特にただモデルを作るだけの作業は減っていく可能性大
####・機械学習のためのデータ整備のコストの高さ
####・高い精度を出すことの難しさ(特に画像予測系)
という点を考慮すると、機械学習エンジニアの需要が世間で言われているほどは大きく伸びない可能性も十分にあるのではないかなということを痛感しています。
ここからは動機や一年やってみた感想について書いていきます。

##経歴における意思決定ポイントと、その時何を考えたか?
実際に自分が機械学習をやりたいと考えた理由は主に4つあります。
###1.実際に新しいことをやるのが好きだったから
なんかAIとか機械学習とかもてはやされているし、これからのものの先端行くのがかっこよくない?っていう感じです笑

###2.実際にこれからの需要がどんどん大きくなっていくと考えたから
世間ではこれからどんどん機械学習などの普及が進んでいくと考えられています。その中で機械学習エンジニアという職種もどんどん大きくなっていくだろうなというように考えています。

###3.自分の適性に合っていると判断したから
自分は勉強は苦ではなく行うことができます、また、勉強が苦ではなく需要が大きくなるという点で言うとエンジニアも選択肢にありますが、実際に英語や数学などの今まで自分が培ってきたものを活かせるのが機械学習だったためこちらを選びました。

###4.実際に色々な分野への応用が効くから
この当時の自分の考えとして、機械学習には画像系や自然言語系やデータ分析系など様々なものがあります。また、まだこの当時はビジネス系の職種と悩んでいました。そのため実際にビジネス系の職種に行ったとしても応用が効くだろうなという観点でも機械学習を学ぼうと考えました。

##今年一年の活動

この一年でどのような事に取り組んだのか?
機械学習をメインに行なっていました。
細かい内容については以下のリンクを読んでいただけたらなと思います。
https://qiita.com/HayatoYamaguchi/items/1c20595c5e6dac4530dc

他にも10月の半ばほどからアプリ開発にも取り組んでいて、railsを使った社内アプリの開発に携わっています。実際にこれを行った理由としては、機械学習1本で行くのが怖くなったというところが深層心理として大きかったのではないかなと自分は分析しています。そのため実際にここから分析の基盤などの勉強をしようかなと考えていました。しかし、データラーニングギルドの皆さんに質問を投げて色々返信をいただく中で「まずは一つの強い武器を持つほうが中途半端にいろいろできるよりもはるかに価値がある」というような結論に達したため、確かにこれから大きく機械学習エンジニアの需要が伸びない可能性もありますが、中途半端にやるよりも一旦機械学習というところをもっとガッツリやっていこうかなと考えています。

##なぜそのようなことに取り組んだのか?
機械学習を始めた以外のことを書いていきます
###kaggle、signateを始めた理由
実際に機械学習の勉強内容のアウトプットとしてとても良さそうだったということと、もし賞などを取ることができれば実際に自分のスキルの証明になると考えたからです。
###アプリ制作を行ってみた理由
理由は2つあります。一つ目に、実際にアプリ開発にも興味がありやってみたかったからです。2つ目に、正直その当時は自分が機械学習1本でやるのが怖かったのです。そのため、アプリに機械学習を組み込んだりするところまで自分でできるようになりたいという思いが当時はありました。実際にやってみてgitの使い方などの基本的なことを学べたので良かったかなと思っています。

##これから今後どのようにしていく予定か?
実際に12月からは新しい自社開発系の会社で働いていきます。まずはレコメンドエンジンを作る仕事に携わることになりそうです。キャリアでは機械学習という軸足を作ることに重点を置きながら勉強していきたいと思います。

##来年はどんな活動をする予定か?
実際にやってみたいところとして、エンジニア系のことは
1.機械学習の論文を書いて学会に提出
2.多少インフラも触る
をやりたいと考えています。上記のことをやりたいと考えている理由としては、単純にやってみたいからというところが大きいです。また、まだ就職先も決まってないのでまずは就活頑張るという方向になりそうです笑
機械学習という軸足が中途半端にならないように気をつけながら色々なことに挑戦していきたいと思います。

10
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
10
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?