フロント地図について：一番近い道の計算方法

trufライブラリ

まず truf という地図空間処理ライブラリを紹介します。このライブラリを利用することで、一番近い道を探すことが可能です。

導入方法

npm install @turf/turf
import * as turf from '@turf/turf';

部分機能紹介

2点間の距離を計算
turf.distance(point1, point2)

点を作成
turf.point([longitude, latitude])

面積「めんせき」を計算
turf.area(polygon)

点が多辺形「たへんけい」内に存在するか判断
turf.booleanPointInPolygon(point, polygon)

一番近い点を探すコード例

以下のデータを例に挙げてみます：

const matchingFeatures =  
[[286.46939463294326, 49.9859483543],[256.46939463294326, 49.9859483543],[287.46939463294326, 49.9859483543]];  
let nowCoords = [321.1234, 12.1234]; // 現在の位置  
let minDistance = Infinity; // 無限大で初期化  
let entry = null;  // 最も近い位置を保存する変数  

matchingFeatures.forEach(feature => {  
    const dist = turf.distance(turf.point(nowCoords), turf.point(feature));  
    if (dist < minDistance) {  
        entry = feature;  
        minDistance = dist;  
    }  
});  

return entry;  

コードの説明

初期化
Infinity（正の無限大）を使って、どの数値よりも大きい初期値を設定します。

let minDistance = Infinity;
ループ処理
matchingFeaturesの各点について、現在地との距離をturk.distanceで計算し、最短距離を更新します。

比較
計算した距離が現在の最短距離より小さい場合、保存された値を更新します。

結果の取得
最後に、entryに最も近い点が格納されます。