はじめに
Windows10になって、エクスプローラーには様々な不要な機能が追加されました。クイックアクセスや、OneDriveなどです。
また、アップデートでタブ化する機能(Sets)が追加されると言われていましたがそれもなくなってしまいました。
しかし、ダークモードが追加されたのだけは良かったと思います。
今回はそんな使いにくくて洗練されていないWindows10のエクスプローラーを使いやすく魔改造してみようというわけです。
(「ディレクトリ」を「フォルダ」など、もしかしたらLinuxでの用語になってしまっているかもしれません...)
動作環境
Windows10 Pro Insider Preview First 20H1 Build 18965.1005 x86_64
この記事の内容は上記のOSで確認しています。
それぞれのアーキテクチャに適したソフトを利用すれば32bitでも使用可能です。
エディションは関係ありません。(ローカルグループポリシーエディターなどは使用しません。)
ダークモードを使用する場合はWindows10 1803以降が必要です。
また、ダークモードを使用しないなら1507等でも使用可能と思われます。(検証はしていません。)
バージョン情報は「Win + R」を押した後、「winver」と入力して確認してください。
PC構成
不要だと思いますが一応
ハードウェア依存はありません。(たぶん...)
M/B:GIGABTE H61M-DS2
CPU:Intel Xeon E3-1275 SandyBridge 4C8T 3.8GHz
GPU:NVIDIA GTX1050Ti 4GB
RAM:DDR3-1666 4GB x 2
SSD:SPCC SSD 250GB
HDD:Maxtor 6L300S0
DVD Drive:HL-DT-ST GH80N
DVD Drive:HL-DT-ST GH10N
BD Drive:MATSHITA UJ260
内容
量が多いので少しづつの更新になります。
- Windows10をダークモードにする
- Winaero Tweakerをインストールする
- インストール
- 日本語化
- 簡単な解説
- PCフォルダをカスタマイズ
- OneDriveを削除
- 本体を削除
- 項目を削除
- クイックアクセスを削除
- エクスプローラーをタブ化
- QTTabBarのインストール
- 設定の変更
- スキンの変更
- タスクバーの中央揃え
- タスクバーの半透明化
Windows10をダークモードにする
これは簡単にできます。レジストリも使用せずGUIで簡単に変更できます。
設定
→個人用設定
→色
→色を選択する
→黒
コマンドで起動する場合は「Win + R」で「ファイル名を指定して実行」を起動し、以下を入力してください。
ms-settings:colors
その後、色を選択する
→黒
と選択してください。
Winaero Tweakerをインストールする
Winaero Tweakerという通常では変更できない設定を変更するフリーソフトです。
最新のWindows10までサポートしています。
インストールする
こちらの公式サイトからWinaero Tweakerをダウンロードしてください。
ダウンロード後はインストーラーの指示に従ってインストールしてください。
アドウェア等もないので「OK」連打で大丈夫です。
日本語化する
非公式の日本語化パッチを使用します。
個人が作っているものなので最新版までの更新には時間がかかる場合があります。
ダウンロードする
こちらのサイトから圧縮ファイル(zip形式)をダウンロードしてください。
画面中央にある「Download」ボタンからダウンロードできます。
展開する
圧縮ファイルなので展開する必要があります。
Windows10では標準でZIpファイルの展開が可能になっています。
(ダウンロードしたファイルを右クリック)
→「全て展開...」をクリック
→展開
で展開することができます。
ダウンロードした圧縮ファイルは不要なので削除します。
ダウンロードしたファイルを実行する
自動で展開後のフォルダが表示されると思いますが、表示されない場合はダウンロードしたZipファイルと同じフォルダに展開されています。
展開後のフォルダを開いたら、「WinaeroTweaker_hogehoge_jp.exe」を右クリックして管理者として実行
をクリックしてください。
(設定を変更していない場合、ここでユーザーアカウント制御
が起動する可能性があります。その場合ははい
をクリックして続行してください。)
日本語化パッチを適用する
続いて、「参照」をクリックして
PC
→ローカルドライブ(C)
→Program Files
→Winaero Tweaker
と選択してください。
(インストール中にインストール先を変更した場合はその変更先を選択してください。)
(また、ローカルドライブ(C)
は異なった名前になっている可能性があります。)
選択したら、OK
をクリックしてください。
この画面戻ってくると思いますので、OK
をクリックしてください
すると、パッチの適用が開始されます。
正常に完了したら、ウィンドウ中央の閉じる(C)
をクリックしてパッチを終了してください。
パッチ適用後は展開したフォルダは不要なので削除して構いません。
簡単な解説
Winaero Tweakerをスタートメニューから起動してください。
左にメニューが表示されるまでしばらく時間がかかります。
起動後は左のメニューから項目を選択後、右の画面に表示されたボタンやチェックボックを入れたり切ったりしてください。
PCフォルダをカスタマイズ
PCフォルダはエクスプローラーの「PC」に表示されるフォルダです。
通常は「デスクトップ」や「ビデオ」「ピクチャー」「ドキュメント」などがあります。
Windows10になってから「3Dオブジェクト」というワケワカメなものが追加されたのでこれを削除します。
「デスクトップ」や「ドキュメント」は絶対に削除しないでください。Windows10は正常に動作しなくなります。
Winaero Tweakerを起動後、ファイルエクスプローラー
→PCフォルダをカスタマイズ
と進んでください。
この画面が表示されたら、あとは好きに追加したり消したりするだけです。
OneDriveを削除
OneDrive本体は簡単に削除できますが、その後の項目削除が少々面倒になります。
本体を削除
「Win + R」を押して「control」と入力し、コントロールパネルを起動します。
プログラムのアンインストール
へ進み、OneDriveを探してダブルクリックしてください。
(私の環境では既に削除してしまっているため写真がありません...)
フォルダを削除
エクスプローラーから以下のフォルダを削除してください。
%UserProfile%\OneDrive
%LocalAppData%\Microsoft\OneDrive
%ProgramData%\Microsoft OneDrive
エクスプローラーを起動後、上のアドレスを一行づつアドレスバーに入力して削除してください。
項目を削除する
※レジストリ操作を伴うので気をつけて操作してください。
「Win + R」を押して「regedit」と入力し、レジストリエディターを起動してください。
レジストリにはWindowsの設定がほぼ全てありますので慎重に行ってください。
上のアドレスバーにコンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}
と入力してください。
その後、左のパネルに表示されているる「{018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}」というフォルダ(正確にはキー)を右クリックして削除してください。
その後、PCを再起動してください。
クイックアクセスを削除
同じようにレジストリを操作します。
レジストリエディターの上のバーに
HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{679f85cb-0220-4080-b29b-5540cc05aab6}\ShellFolder
と入力してください。
右のリストに表示されているDWORD値Attributes
をダブルクリックして、中の値をa0600000
に変更してください。
その後、PCを再起動してください。