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Windows10を買うときに気をつけたいこと(個人PC編)

Last updated at Posted at 2019-10-30

はじめに

ついに2020年1月14日にWindows7のサポートが切れてしまいます。
法人向けには有償で2023年までのサポートを受けることができますが、個人利用のPCはWindows10へ乗り換えなければいけません。

この記事では、個人PCでの乗り換えの選択肢となりうるであろうHomeとProについて書きます。
Qiitaを読まれている方はもう検討済みかもしれませんが...(汗

Windows10のエディション

Windows10には用途に応じたエディションが用意されています。
PC向けには以下の4種類があります。

Home → 一般/個人/家庭向け
Pro → 企業向け
Enterprise → 大企業向け
Education → 学生/教師向け

HomeとProどちらを選ぶか

価格差

2019年10月28日現在
Microsoft公式サイトでの価格差は約¥9,000ほど。この差はかなり大きいかと思います。

Windows10 Home ¥19,360 (税込)
Windows10 Pro ¥28,380 (税込)

Amazonでは旧パッケージ版が安めで売られてたりします。
本当か嘘かはわかりませんが、レビューを見てるとニセモノ(?)が届くこともありそうなのでお気をつけください。

機能面

いろいろ機能面では異なる点はありますが5つに絞って挙げてみます。
基本的にはProエディションにしかない機能が欲しい場合はProエディションの購入を検討するべきかとは思います。

① リモートデスクトップ

Proエディションではリモートデスクトップのホストとして利用可能です。
別のマシンやタブレットなどからProエディションのマシンを操作することができます。(VPN等を導入すれば外出先からでも可能です。)

RDPWrapperLibraryやTeamViewer、Googleリモートデスクトップなどを使えばHomeエディションであってもリモートデスクトップを利用すること自体は可能です。
ただ、これらはMicrosoft製のものではなくサードパーティ製のソフトウェアですので利用には注意が必要かと思います。

② 仮想化関係

ProではVHD(仮想ハードディスク)からのOS起動やHyper-Vでの仮想マシンが利用可能です。

Hyper-Vに関してはVMWareやVirtualBox等で似たようなことはできますが、仕組みとしては異なるもののようですのでこれらはProエディションの利点であるかと思います。

③ ドメイン参加とグループポリシー

Homeエディションではこれらの機能は利用できません。
ネットワーク内のPCがドメイン参加とグループポリシーで管理されているなどがあればProを選ぶ必要があるかと思います。

④ セキュリティ

ProエディションではBitLockerという機能が使えます。
HDDやSSD、DVDやUSBメモリなどの内容を暗号化してセキュリティを確保する機能です。
完全にとはいきませんが、ある程度セキュリティを確保することができるようです。

⑤ WindowsUpdateの自動更新

Proエディションでは自動でアップデートされるのではなく任意のタイミングに変更ができます。
Homeだと定期的にアップデートの再起動を要求されることや、バックグラウンドで更新されていて作業の邪魔などでストレスが溜まることがあるかと思います。

※ WindowsUpdateを無視して放っておいて良いということではありません。アップデートは早めに行うようにしましょう。

Windows10の販売形態

Windows10の販売形態は4種類あります。
基本的には、パッケージ版を購入するのが良いかと思います。

たまにオークションサイトなどで激安のWindowsが売られていますが、これら正規品でないことがほとんどです。
OME版やVL版だったとしてもライセンス違反になりうるので買わないようにしましょう。

パッケージ版

通常販売品で、4種類の中で一番制約が少ないです。
マシンの構成が変わってもライセンスの認証が可能です。(マシンを一新しても同じプロダクトキーでWindowsをインストールできます。)
ライセンスはMicrosoftアカウントに紐づきます。
自作erでもよく組み替える方だとこちらのほうが良いです。

DSP版

PCパーツにセットで販売されます。自作マシン向けです。
Homeエディションだとパッケージ版との差はそれほどありませんが、Proエディションではそこそこ差があります。
ただ、DSP版の制約として
・ パーツとセットで販売されること
・ ライセンス認証回数が決まっていること
・ ライセンスはマザーボードに紐づくこと(他のパーツを変えたら再認証が必要になったという話も)

OME版

PCベンダーが使う用です。。個人で買うことはないと思って良いです。

VM版

企業向けで一つのプロダクトキーで複数のマシンにインストールできます。これも個人で買うことはないと思って良いです

さいごに

基本的には機能面や用途に合わせて選んだり、予算で選べば問題ないかと思います。

私個人としては、Windows10のPCを買う場合はProエディション、OS単体で買う場合はパッケージ版のProエディションをおすすめします。
一般向けに販売されるPCのほとんどはHomeエディションではありますが、購入時にOSを選択できる場合もありますので選んでみてください。

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