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KIT AppDeveloperAdvent Calendar 2015

Day 7

【-rwxr-xr-x】ファイルのアクセス権限を読めるようになる

Last updated at Posted at 2015-12-06

#背景
NeoBundleでプラグインをインストールしようとしまして...
install.png

インストールしますか?
yes !

スクリーンショット 2015-12-05 20.11.23.png

...!?
~/.vim以下か.vimrcのアクセス権限が狂っているのかな?
半年に1度ほど、このようなエラーからアクセス権限を変更することがあります。
毎回調べ直すのが大変なため、まとめました。

#対象読者
・よくターミナルを開く方
・アクセス権限について、1回以上調べ直している方
案外簡単なので、この際覚えてしまいましょう。

#ゴール
題名カッコ内の意味が分かる
意図的に変更できるようになる

#アクセス権限とは
ファイルやディレクトリを利用する権利のことです。
デフォルトでは書き込みができないけどそれを可能にできます。
また、自分は自由に使えるけど、親や妹にはいじらせないようにできます。

確認方法

ご存知の通り、ファイル一覧はlsコマンドで確認できます。
アクセス権限の確認はlsに加え、そのオプションである-allを付けて、ls -allと打ちます。
よく目にするls -lとの違いは、普段隠れているファイル(.vimなどの.から始まるファイル)を表示させるか否かです。
今回は対象が.vimのため、ls -allを使います。

スクリーンショット 2015-12-06 22.55.17.png

このような結果がずらっとでてきたら成功です!
ちなみにls -alでもls -allと同じ結果が出るのでオススメです(?)

読み方

さっそく読み解いていきましょう。
アクセス権限を変更する場合、以下の6つとファイル名が読み取れれば十分です。

スクリーンショット 2015-12-06 0.48.12.png

1におけるdはディレクトリ、-はファイルを表しています。
これら以外にもいくつか見かけることがあります。コメント欄にて確認してください。
この2つは特によく見かけるので覚えましょう。

2、3、4はそれぞれ3つで1グループになっています。
左から、オーナー(自分)、グループ、その他のアクセス権限を表しています。

コマンド 意味
r 読む
w 書き込み
x 検索

そして、その中に上記のコマンドがある場合、その人にはその権限があるという意味になります。
それに伴って私の.vimを見てみると
dr-xr-xr-x 9 gitan ... .vim
これはディレクトリで、(私は)読めて、書込みはできなくて、検索できるんだなと読み取れます。
また、グループ権限では書き込みができず、その他権限も同様だなと分かります。

ちなみに5はディレクトリの中身のファイル or ディレクトリの数を表しています。
つまり、1が-の場合、必然的に5の数字は1になります。
6はオーナー名です。もし、これが母親のハンドルネームだったら何かが狂っています。

では、これらを変更したい場合はどうすればよいのでしょうか?

変更

権限の変更をするコマンドはchmod(change mode)です。
chmod (ユーザー) + (アクセス権限) ファイル名と使います。

コマンド 意味
u ユーザー(自分)
g グループ
o その他
a 全て

書き込み不可な.vim
スクリーンショット 2015-12-06 22.55.54.png

こうすると
スクリーンショット 2015-12-06 22.56.16.png

ユーザー権限の欄にwが追加され、書き込みができるようになりました!
スクリーンショット 2015-12-06 23.09.19.png

ちなみに、逆に消したい場合はchmod (ユーザー) - (アクセス権限) ファイル名を使うとできます。

#最後に
これでしっかり管理できる!とか右側の数字はなんだろう?と思ったら素質ありです。
Unix/Linuxの勉強を始めると良いと思います。
随時、追記していきます!

#参考
アプリケーションの追加や、ファイルの削除ができない 参考日: 2015/12/6

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