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パッケージとハードウェアについて

Last updated at Posted at 2022-06-30

パッケージとは

ソフトウェアに必要なものを1つにまとめたものです。

ex)実行ファイルやライブラリなど

パッケージでは依存関係、競合関係があるのでなかなか管理が難しいので
パッケージ管理システムを使います。

リポジトリと呼ばれる色々なファイルやデータが保存されているデータベースから
ダウンロードしてきてパッケージ管理システムを通してインストール、アンインストール、アップデートしていきます。

aptコマンド

APTとはdpkgに代わり、操作が向上したパッケージ管理システムです。

コマンド 説明
apt パッケージのインストール、アップグレードなど幅広く実行
apt-file 指定したファイルを含むパッケージを検索
apt-get パッケージのインストール、アンインストール、アップグレードを実行
apt-cache パッケージの情報を調べ、検索

今はapt-file|とapt-getの使用は推奨されていないみたいです。
パッケージの削除などはroot権限が必要だから見たいです。基本はaptコマンドをメインで使います。

aptコマンド使い方

メインのコマンドです。apt-getとapt-cacheの機能が両方あります。
使い方です。

$ sudo apt install パッケージ名キーワード

sudoroot権限でという意味です。
-c設定ファイルを設定ファイルを指定し、-dでパッケージのダウンロードをします。
--reinstallでインストールされているパッケージの再インストールです。
-yというオプションは処理中にyesかnoで聞かれたら自動的にyesとなります。

apt-fileコマンド

サブコマンドで-Fがあります。検索内容で完全一致するものを探します。
apt-fileをインストールする必要があるみたいです。
使用前にはapt-file update が必要みたいです。

使い方は

$ apt-file search "ファイル名キーワード"

基本searchを使うことが多いみたいです。

apt-getのリポジトリ

ap-getの情報をみていきます.

ファイル名 説明
/etc/apt/sources.list.d apt に関する設定ファイルが格納されるディレクトリ
/etc/apt/sources.list 登録されているリポジトリのURLを列挙するファイル

ちなみにこれはcatコマンドを使い、ubuntuで確認できました。都合上ファイルの中身はこの記事では表示できません。

使い方は

$ sudo apt-get -y install パッケージ名

-yというオプションは処理中にyesかnoで聞かれたら自動的にyesとなります。
-sだとシステム変更なしで動作をシミュレートする見たいです。

apt-cacheコマンド

root権限がなくても使えます。理由はパッケージ情報を調べたり、インストールされていないパッケージを検索できたりするからです。

こちらの記事にサブコマンドが載っています。

$ apt-cache search パッケージ名

試しに動かした

windowで動かしたのとこの記事で編集しているのがMacなので実行結果が都合上書けないので
挙動はご自身で確認をお願いします。

$  apt -y install apt-file

まずこれでインストールします。

$ apt-file

でapt-file確認。

全部消す場合は

$ sudo apt purge apt-file
$ apt list
$ apt show キーワード

などで調べてみました。

色々なコマンドの資料

Debian形式

Debian形式のパッケージ管理ツールは先ほどのaptコマンドと次出てくるdpkgコマンドです。

dpkgコマンド

古参のdebian系のコマンドでパッケージのインストールや削除にはroot権限が必要です。

$ sudo dpkg -iE パッケージ名

-E同じバージョンがインストールされていればインストールしないオプションです。
-G新しいバージョンがインストールされていればインストールしないオプションです。
-Rはディレクトリ内の最帰的に処理します。

-iはアクションのことです。
下の記事がアクション一覧です。

⚫︎dpkg資料

YUMとは

CentOSなどで使われるAPTのようなツールです。

⚫︎設定ファイル

設定 ファイル
YUMの設定 /etc/yum.conf ファイル
リポジトリ情報設定 /etc/yum.repos.d/ ディレクトリ
/etc/yum/ ディレクトリ

catコマンドなどを使って中身を見てみてください。

yumコマンド

使い方として

$ yum install python

などがあります。yumコマンドもroot権限が必要です。

# yum オプション パッケージ名

最近だとyumコマンドからdnfコマンドに代わってきたみたいです。
複数のグループ単位でインストールできます。

スクリーンショット 2022-06-29 15.33.56.png

引用  https://eng-entrance.com/linux-package-yum#yum-4

RPMとは

Red Hat社が開発したパッケージ管理システムです。いろいろなオプションを使い、併用して操作できます。
3つのモードとそれに対応するモードごとのオプションがあります。

# rpm -ivh パッケージ名

-iはインストール、vは詳細情報表示、進行状況を#で表す意味です。

下の表にオプション一覧がありますが、まず大事なオプションだけもピックアップします。

⚫︎メインのオプション(インストール、アップグレード)

オプション 意味
-i パッケージをインストール
-U パッケージをアップグレード
-F パッケージがインストールされている時アップグレード

⚫︎併用オプション(インストール、アップグレード)

併用オプション 意味
-v 情報表示
-h インストールの進行状況を「#」で表示
--nodeps 依存関係を無視し、インストール
--force 存在するファイルを置き換える
--test 仮テストする

⚫︎メインのオプション(アンインストール)

オプション 意味
-e パッケージをアンインストール

⚫︎併用オプション(アンインストール)

併用オプション 意味
--nodeps 依存関係を無視し、アンインストール

⚫︎メインのオプション(検索表示)

オプション 意味
-q 指定したパッケージがインストールされているか確認

⚫︎併用オプション(検索表示)

併用オプション 意味
-a 情報表示
-f インストールの進行状況を「#」で表示
-c 設定ファイルのみ表示
-d ドキュメント表示
-i 指定したパッケージの情報を表示
-l 指定したパッケージに含まれるファイル表示
-R 指定したパッケージが依存しているファイル表示
-changelog 変更履歴表示

スクリーンショット 2022-06-29 15.49.20.png
スクリーンショット 2022-06-29 15.50.01.png

引用  https://www.itsenka.com/contents/development/unix-linux/rpm.html

⚫︎コマンド集

ハードウェアとは

ハードウェアとはコンピューターの部品のことです。
コンピューターはハードウェアによって構成されています。

ex)
cpu メモリ ストレージ、マザーボードなど

特にcpuが代表的かなと思います。

cpu

コンピューターの頭脳です。
cpuの種別として「アーキテクチャー」とあります。

デバイス

全てのハードウェアはdevディレクトリ内にデバイスファイルとして管理され、
ハードウェアにアクセスできます。デバイスファイルはudevという仕組みで自動作成されます。

デバイス関連のディレクトリとファイル

ファイル名 意味
/dev デバイスファイル
/proc ハードウェアの状態が記載されたファイル
/sys テキストファイルとしてシステム情報にアクセスできるファイル
ファイル名 意味
/proc/cpuinfo CPU情報
/proc/interrupts IRQという割り込み処理の情報
/proc/ioports アドレスに関する情報
/proc/meminfo メモリ情報
/proc/swaps スワップ領域情報
/proc/bus/usb/デバイス名 USBデバイス情報
/proc/bus/pci/デバイス名 PCIデバイス(拡張カード)情報

デバイスファイル参照コマンド

⚫︎CPUの情報参照

$ cat /proc/cpuinfo
$ lscpu

⚫︎pciデバイスの情報

lspci  -v

⚫︎USBデバイス情報参照 ツリー状表示

lsusb -t

デバイスドライバー

デバイスを利用するための制御プログラムで
Linuxではカーネルモジュール(カーネルの一部)として組み込まれています。
デバイスドライバーをLinuxカーネルに組み込むことをロードする と言う。

$ lsmod  #カーネルモジュール確認
$ modprobe   #デバイスドライバーを手動でロード
$ insmod   #ロード
$rmmod  #取り外し

udev

/devディレクトリにデバイスファイル自動作成し、
設定ファイルを編集すれば特定のハードウェアのデバイスファイルを変えることができます。
/etc/udev/rules.dディレクトリに設定ファイルがあります。

資料

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