SQLの4大命令
SQLの4大命令は以下の4つです。
1SELECT
2UPDATE
3DELETE
4INSERT
この4つの命令の後さらに細かいデータ操作ができるように色々と追加で知っていくことがあります。
簡単い図に表すと以下のようになります。
命令 | 各命令 | 絞り込み | 検索結果の加工 |
---|---|---|---|
SELECT | 列名・・FROM テーブル名 | WHERE~ | その他,修飾 |
UPDATE | テーブル名 SET列名 = 値 | WHERE~ | その他,修飾 |
DELETE | FROM テーブル名 | WHERE~ | その他,修飾 |
INSERT | INTOテーブル名(列名)VALUES(値・・) | WHERE~ | その他,修飾 |
引用 すっきりわかるSQL入門より
この4つが分かれば命令文の雛形が作くれます。
以下で4大命令をそれぞれ説明していきます。
SELECT文
SELECTはデータの検索をする命令です。
SELECT 列名・・ --この列のデータを検索しろ
FROM テーブル名 --このテーブルから
(WHERE修飾)
(その他の修飾)
⚫︎補足
修飾は無しでもいい
例えば野球部員のデータベースの3年生のデータを取得するとします。
SELECT 体重,身長,ポジション
FROM 3年生 --3年生テーブル
sqlを実行すると
体重 | 身長 | ポジション |
---|---|---|
70 | 180 | ピッチャー |
78 | 177 | キャチャー |
75 | 185 | ファースト |
63 | 175 | ショート |
65 | 179 | センター |
ざっくりですがこんな感じになると思います。
●ASで別名を定義
列名やテーブル名の指定では『AS+キーワード』
で別名を定義できます。
UPDATE文
UPDATEはデータを更新して書き換える命令です。
UPDATE テーブル名 --このテーブルを更新して
SET 列名1 = 値1, 列名2 = 値2 --この列をこの値で
(WHERE 修飾)
UPDATE 3年生
SET ポジション = サード
WHERE 身長 = 185
これで身長185の選手のポジションがサードに書き代わります。(上の表)
体重 | 身長 | ポジション |
---|---|---|
70 | 180 | ピッチャー |
78 | 177 | キャチャー |
75 | 185 | ファースト |
63 | 175 | ショート |
65 | 179 | センター |
DELETE
DELETEはテーブルにある行、データを削除する命令です。
DELETE --削除しろ
FROM テーブル名 --このテーブル情報を
WHERE 修飾
上の表のピッチャーの選手を消すには下のようになります。
DELETE FROM 3年生
WHERE ポジション = 'ピッチャー'
ちなみに
DELETE FROM 3年生
これをやると3年生のデータが全部消えてしまいます。
INSERT
INSERTはテーブルに新しいデータを追加する命令です。
基本この命令ではWHEREは使わないみたいです。
⚫︎INSERT文に基本構文
INSERT INTO テーブル名 --このテーブルに
--追加しろ(INSERT)
(列名A、列名B、列名C・・) --この列に
VALUES (値A,値B、値C・・) --このデータを
INSERT INTO 3年生
( 出身,日付,握力)
VALUES ('静岡','2020-12-10',60)
で実行すると
体重 | 身長 | ポジション |
---|---|---|
70 | 180 | ピッチャー |
78 | 177 | キャチャー |
75 | 185 | ファースト |
63 | 175 | ショート |
65 | 179 | センター |
注意
末尾にはセミコロンで文の終了を表します。
これがないと動かなかったりしました。
SELECT *
FROM 3年生; 3年生はテーブル名;