正規表現で文字列をクォーテーションで囲む方法を今回は書いていきたいと思います。
使用するエディタはVirtual Studio Codeです。
メタ文字とは 【前提】
正規表現の中で使われる文字や記号のことを指します。
正規表現での囲み方
今回は坂本
、鈴木
、田中
という文字列を""(ダブルクォーテーション)で囲んでいきたいと思います。
正規表現のメタ文字では、文字列の行頭を、^
で表し、文字列の行末は、$
で表します。
検索と置換の二つの欄がありますが、検索の欄には正規表現を、置換の欄にはダブルクォートを挿入していきます。acと書いてある全て置換をするというボタンを押せば文字列の先頭は完了です!
同じ要領で、文末も$
を書いてあげれば...
完成です!!
正規表現での囲み方 【キャプチャ編】
本来はこれで終わりでも良いのですが、書くのを1回で済ませたいという方の為に更に一歩踏み込んでみたいと思います。
検索の部分では^(.*)$
と記載があります。
正規表現の()
はキャプチャと呼ばれており文字列をグループにまとめるという意味があります。
.
は任意の一文字にマッチする。*
には直前の文字を0回以上繰り返す、という意味があります。
よって、^(.*)$
は行頭から行末までに1文字以上の文字列をグループ化しているという意味になりますね!
次に置換の部分では、"$1"
と記載があります。
ここでいう$1
というのは変数の事を指しています。
正規表現でキャプチャでされた文字列は$1
,$2
,$3
という風に順番に代入される特性があります。
坂本が$1
に代入されている為、"$1"でダブルクォートが出来るという理由が理解できました!!
お疲れ様でした!!
終わりに
キャプチャはあまり聞きなれない名前ですが、これを機に少しずつ覚えて行けたらいいなぁと思います。
今回紹介した^(.*)$
は正規表現ではよく使われる書き方みたいなのでしっかり覚えておきましょう!
補足になりますが、^(.*)$
を使う際の^と$は省略しても問題はありません。あくまで文頭文末を明示的に記載しているという意味になります!ではでは...。
参照