Paizaの問題でMath.max()を使ったら、まさかのエラー。
「配列をそのまま渡せない」 という基本的なポイントを見落としてた…。
同じミスをしないように、サクッと整理！
問題概要
問題: A, B, C の最大値と最小値の差を求める
入力: 30 50 10
出力: 40
NG例（間違いコード）
const rl = require('readline').createInterface({ input: process.stdin });
rl.on('line', (input) => {
const nums = input.split(' ').map(Number);
console.log(Math.max(nums) - Math.min(nums)); // ここが間違い！
rl.close();
});
→ Math.max() や Math.min() に 配列そのまま 渡すとエラー！
OK例（正しいコード）
const rl = require('readline').createInterface({ input: process.stdin });
rl.on('line', (input) => {
const nums = input.split(' ').map(Number);
console.log(Math.max(...nums) - Math.min(...nums)); // スプレッド構文で展開
rl.close();
});
→ ...（スプレッド構文）を使うことで、配列の要素を 個別の引数 として渡せる！
解説
-
Math.max()やMath.min()は 個別の引数 を受け取る関数 - 配列をそのまま渡すと 型が合わずエラー
- スプレッド構文 (
...) を使うと、配列の中身が展開される！
まとめ
✅ Math.max() や Math.min() に 配列を直接渡さない
✅ スプレッド構文 (...) で配列を展開 して渡す
✅ デバッグ時、「配列のまま渡してない？」をチェック！
おまけ： スプレッド構文 (...) ってなに？
### ❓ なぜ `Math.min()` や `Math.max()` に使うの？
Math.min() や Math.max() は 複数の数を引数として渡す関数。
でも 配列をそのまま渡してもダメ だから、スプレッド構文でバラしてあげる！
❌ うまくいかない例
const numbers = [3, 5, 1, 9, 2];
console.log(Math.min(numbers)); // NaN（計算できない）
console.log(Math.max(numbers)); // NaN
→ 配列のまま渡すと 1つの値（配列）と認識されてしまう からエラーになる💦
⭕ 正しいやり方（スプレッド構文を使う）
const numbers = [3, 5, 1, 9, 2];
console.log(Math.min(...numbers)); // 1
console.log(Math.max(...numbers)); // 9
→ ...numbers で 配列の中身をバラして渡せる からOK！
実際には Math.min(3, 5, 1, 9, 2) になってるよ✨
スプレッド構文ってどんなときに使うの？
① 配列をくっつけるとき
const arr1 = [1, 2, 3];
const arr2 = [4, 5, 6];
const combined = [...arr1, ...arr2];
console.log(combined); // [1, 2, 3, 4, 5, 6]
→ concat() を使わずに簡単にくっつけられる！
② 配列をコピーするとき
const original = [10, 20, 30];
const copy = [...original];
console.log(copy); // [10, 20, 30]
→ copy = original だと 同じデータを参照 しちゃうけど、
... を使うと 新しい配列を作れる！
③ 関数の引数に配列を渡すとき
function sum(a, b, c) {
return a + b + c;
}
const values = [5, 10, 15];
console.log(sum(...values)); // 30
→ sum(5, 10, 15) と同じになるよ！
まとめ
- スプレッド構文 (
...) は配列やオブジェクトの中身をバラして使う方法 -
Math.min()やMath.max()に配列を渡すときに便利！ - 配列の結合・コピー・関数の引数として使う ことができる
スプレッド構文を使うと、コードが スッキリ・簡単・ミスしにくい からどんどん使おう！ 🎉
❓...numbers で 配列の中身をバラして渡せる からOK！とあるけど、③の例にあたる？
✅ そう！ Math.min(...numbers) は、スプレッド構文を使って「関数の引数として配列を展開する」例だから、③の例にあたる！
詳しく説明すると…
✅ Math.min(...numbers) の仕組み
const numbers = [3, 5, 1, 9, 2];
console.log(Math.min(...numbers));
// ↓ 展開されてこうなる
console.log(Math.min(3, 5, 1, 9, 2)); // 1
→ Math.min() は 複数の数を引数として受け取る関数 だから、スプレッド構文を使って numbers の 中身を展開 することで正しく動く！
✅ ③の sum(...values) の仕組み
function sum(a, b, c) {
return a + b + c;
}
const values = [5, 10, 15];
console.log(sum(...values));
// ↓ 展開されてこうなる
console.log(sum(5, 10, 15)); // 30
→ ここでも、スプレッド構文を使って 配列の要素をバラして関数に渡している から Math.min(...numbers) と同じ考え方！
✅ Math.min(...numbers) と sum(...values)
どちらも「関数の引数として配列を展開する」用途だから、③の例にあたるよ！💡