MSYS2をインストールしたものの、デフォルトの端末エミュレータが気に入らなかったのでConEmuを導入。
MSYS2導入後にConEmuを導入する方法を解説します。
#第1ステップ―MSYS2の導入
https://msys2.github.io/
MSYS2の公式DLページからインストーラーを落としてきます。
64bit用はmsys2-x86_64
32bit用はmsys2-i686
です。
ページの指示通りに、pacmanやシステムの更新をしておきましょう。
#第2ステップ―ConEmuの導入
http://conemu.github.io/
"Download"のボタンからDLページに飛べます。
使用する環境にあったものを落としましょう。
32bit、64bit同梱なので、特に何もなければPreviewのInstallerで大丈夫です。
落としてきたインストーラーを実行して、指示通りにインストールし終わったら導入完了です。
#ラストステップ―MSYS2とConEmuをリンクする
ConEmuは初回起動時になにか設定ダイアログが出てきますが、ひとまず飛ばしておきます。
ConEmuが起動されたら、画面右上のボタンから、"Setteings.."を開きます。
ConEmuは設定項目がとても多く、自分好みにカスタマイズできるのも大きな特徴です。
右側のツリータブの"Startup"->"Tasks"からタスク設定画面を開きます。
ここで、MSYS2のコンソールを開くタスクを書きます。
タスクの新規作成は"Reload…"の下の"+"ボタンからできます。
taskの名前はmsys2とでもしておきましょう。
set CHERE_INVOKING=1 & %ConEmuDrive%\msys64\usr\bin\bash.exe --login -i -new_console:C:"%ConEmuDrive%\msys64\msys2.ico"
ConEmuをデフォルトの場所にインストールしていて、MSYS2もCドライブ直下にインストールしている場合はタスクは上記のコードのコピペで実行可能です。
もしMSYS2の場所が違う場合は、"%ConEmuDrive%\msys64\msys2.ico" の部分を書き換えてください。
シェルはbashじゃなくて、zshがいい、という人は、MSYS2にzshが導入されていれば、%ConEmuDrive%\msys64\usr\bin\bash.exe の"bash.exe"を"zsh.exe"に書き換えればログインシェルをzshに設定できます。
また、必要であれば"Default Shell"にチェックを入れておきましょう。
以上の設定を終えたら、"Save Setteings'で設定を保存しましょう。
画面右上の"+"ボタンの横の▼ボタンから、さっき書いたタスクを実行しましょう。
いつも自分が使ってるように使えれば成功です。
#参考までに―筆者の環境
- Windows 7
- MSYS2 20160205
- ConEmu 160522
- zsh
#後日談―tmuxが動かない
無事msys2の端末エミュレータをConEmuに変更出来たものはいいものの、重大な問題が発覚しました。
なんとConEmuではtmux(ターミナルマルチプレクサ)が起動しないのです。
tmuxユーザーである私は、泣く泣くminttyへと戻りました。
まぁConEmuのペイン機能使ってもtmuxと同じようなことできるんですがね。