Javaの配列やコレクション(Rubyとの比較)

もともとRubyを使用していたのですが、最近Javaを使用する機会が増えたため学習を始めました。その過程で、配列やコレクションの扱いに苦労したので、それに関する記事をまとめました。

1. Javaの配列

Javaの配列は固定の長さのデータ構造です。RubyのArrayと比較すると、サイズが可変ではない点が大きな違いです。

例: int型の配列を作成し、要素を格納

int[] numbers = new int[3];
numbers[0] = 1;
numbers[1] = 2;
numbers[2] = 3;

2. Javaのリスト (List)

Javaのリストは、RubyのArrayのようなものと考えて良いでしょう。要素の追加、削除、検索などが可能です。JavaのListはインターフェースで、具体的なクラスにはArrayList, LinkedList などがあります。

例: ArrayListの使用例

import java.util.ArrayList;
import java.util.List;

List<String> fruits = new ArrayList<>();
fruits.add("apple");
fruits.add("banana");
fruits.add("cherry");
fruits.remove(1); // "banana"を削除

3. Javaのセット (Set)

重複する要素を持たないコレクションです。HashSet, LinkedHashSet, TreeSet などの実装があります。
Listと違って要素の順序が保証されません。その代わり要素の存在を高速に確認できるらしいです。

例: HashSetの使用例

import java.util.HashSet;
import java.util.Set;

Set<String> uniqueFruits = new HashSet<>();
uniqueFruits.add("apple");
uniqueFruits.add("apple"); // 重複しても追加されない

4. Javaのマップ (Map)

RubyのHashに近いです。キーと値のペアの集合です。HashMap, LinkedHashMap, TreeMap などの実装があります。

例: HashMapの使用例

import java.util.HashMap;
import java.util.Map;

Map<String, Integer> fruitPrices = new HashMap<>();
fruitPrices.put("apple", 100);
fruitPrices.put("banana", 80);
int applePrice = fruitPrices.get("apple");

まとめ

• Javaの配列は固定サイズで、RubyのArrayよりも柔軟性が低い。
• JavaのListはRubyのArrayのようなもの。ArrayListやLinkedListなどが実装として存在。
• JavaのSetは重複要素を持たない。
• JavaのMapはキーと値のペアの集合。RubyのHashに似ている。

Javaのコレクションフレームワークは非常に広く、これ以外にも存在しているようですが、とりあえずこのくらいにしておきます。