doOnSuccess
は、RxJavaの Single
クラスのオペレータの一つです。
Single
は、0または1のアイテムを発行することができる特殊なオブザーバブルで、特にHTTPリクエストやデータベースクエリなど、一度きりの結果を返す操作に役立ちます。
doOnSuccess
は、Single
が成功を通知するとき(つまり、アイテムが発行されるとき)に副作用として実行されるアクションを指定するためのオペレータです。
doOnSuccess
の簡単な使用例です↓
Single.just("Hello, RxJava!")
.doOnSuccess(item -> System.out.println("Item has been emitted: " + item))
.subscribe(result -> System.out.println("Received: " + result));
このコードでは、Single
から "Hello, RxJava!" という文字列が発行されると、doOnSuccess
によって、
"Item has been emitted: Hello, RxJava!"
が先に出力され、その後に subscribe
メソッドの中で
"Received: Hello, RxJava!"
と出力されます。
注意点として、doOnSuccess
はデータの変更やフィルタリングを行うのではなく、副作用(ログの出力、変数の更新など)を実行するためのものです。
データの流れに影響を与える処理ではありません。