はじめに
PowerAppsとSharepointListをつかって、さまざまなチームのさまざまなタスクの進捗管理を行っています。WIPボードを何度も作る中で学んだ、よく使うTipsをカレンダーの裏(笑)に書いていたのですが、Tipsが増えて持ち歩くのに重くなってきたので電子化しようと思います。とても個人的な記事です。急ぎメモの転記を行い、おいおい読みやすい体裁に整えていこうとおもいます。
About me:わたしについて
ただの管理職でITの専門家ではありません。PowerAppsは、Udemy や Copilot に助けられてヒーヒー言いながら身につけているところです。PowerPlatform は、ただのITツールではなく管理技術だとおもって取組んでいます
WIPボードとは
別途記載します。だいたいこんなイメージのものです。デイリーや週次で進捗を管理します
WIPボードの作り方
手順は以下の通り
1.タスクを格納する場所をつくる(Sharepointリスト)
2.タスクを入力する画面をつくる(PowerApps)
3.タスクを一覧できる画面をつくる(PowerApps)
2と3はおなじPowerApps上の別スクリーンとして実装します。3がいわゆる進捗管理ボードです。通しでの作り方については別で記事にします。
おすすめ学習コンテンツ
1.<Microsoft Learn> Power Appsでキャンバスアプリをカスタマイズする
https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/modules/customize-apps-in-powerapps/
2.<Udemy>【2023年版】Microsoft PowerApps 基礎マスターコース(ヒョウノ モトハル)
3.<Udemy>【2024年版】 Microsoft PowerApps 実践講座:座席管理アプリ(KATO講師)
PowerAppsのデータソースについて
SharepointList:最初に慣れる必要があるデータソース
Excel
Dataverse:アプリに組み込む最善の方法
SQL
Sharepoint List 設定 Tips
ステータスの選択肢
Inbox:確認待ち
Todo:着手待ち
Doing:進行中
Done:完了
Pending:保留中
Stop:中断
Waiting:待ち状態
進捗管理の場合、タスクにつけるステータスは、この7つがあれば まずは充分かと思います。トラブル対応の進捗管理の場合は、以下の選択肢を使っています
inbox:第1報
Step1:調査中(事実確認中)
Step2:対策検討中
Step3:対策中(応急策)
Step4:対策中(恒久策 または 横展開中)
Goal:完了
Power Apps 設定 Tips
PowerAppsにSharepoint Listを読み込む方法
データ > +データの追加 > コネクタ > Sharepoint > Sharepointリスト名
Form三態
Formのモードには3つある
- DefaultMode.New (新規)
- DefaultMode.Edit(編集)
- DefaultMode.View(閲覧)
フォームのモードを制御
DefaultModeプロパティ FormMode.View または FormMode.New または FormMode.Edit
新規入力ボタンの設定
まっさらなフォームが表示された状態にする
Newform(フォーム名 )
ボタンをおしたら画面遷移
OnSelectプロパティにNavigate関数を書く
元の画面に戻る
OnSelectプロパティ Back()
PowerAppsでファイルをダイレクトに開く方法
PowerApps画面に添付したファイルを開こうとすると一旦ダウンロードする仕様になっています。これが煩わしいのでダイレクトにファイルを開く方法です
1.ギャラリーを設定
2.itemsプロパティ ThisItem.添付ファイル
3.Titleライブラリ Textプロパティ ThisItem.DisplayName
4.Titleライブラリ Onselectプロパティ Launch(ThisItem.AbsoluteUri&"?web=1")
新規タスクに通し番号をつける
Last( Sharepointリスト ) . 列名 + 1
デフォルトで選択
Choices( Sharepointリスト . 列名 , "項目" )
いまPowerAppsを開いているユーザの名前を表示
userName
ギャラリーで選択したアイテムの詳細をフォームに表示する
Formのなかのitemプロパティ Gallery名 . Selected
「〇件中〇件」のつくりかた
①のつくりかた(タスクの総数の数え方)
Textプロパティ CountRows( Sharepoint List名) & "件中"
②のつくりかた(指定の項目の数え方)
例えばリストの中のStatusという項目が「Done:完了」のタスクだけを数えたい場合
Textプロパティ CountRows ( Filter( Sharepoint List名 , Status.Value = "Done:完了" ) )
入力済データを編集するときにクリックするアイコンの設定方法
編集用アイコンのOnselectプロパティ
EditForm( フォーム名 );
Navigate( スクリーン名 , ScreenTransition.Fade, { Galleryname: ギャラリー名 . Selected} )
編集用フォーム側のItemプロパティ Galleryname
選択されたときだけフォントの太さを変える
If( ThisItem.IsSelected, FontWeight.Semibold, FontWeight.Normal )
文字と数式を繋げるのは&
LabelのTextプロパティに
"営業担当者: " & ThisItem.営業担当
と入力すると
営業担当者: 田中
などと表示される。Labelを2つ用意する必要はない
ドロップダウンボックスの選択肢を設定
Itemプロパティに ["未" , "済"] などと入力する
新規の場合自動採番、既存の場合読み込み
タスクをIDで管理する場合、新規でフォームを入力するときは連番で新たな番号を採番し、フォームを編集モードで開く場合は既存のIDを読み込む、というような仕様のときにつかう
If( フォーム名 .Mode=New, Last( Sharepointリスト名). 列名 +1, DataCardValue名 . Text)
条件によって表示・非表示を決める
Visibleプロパティ If ( EditForm1.Mode = New , false , true )
選択したときだけ表示したい
Visibleプロパティ ThisItem.IsSelected
And関数は条件を満たすとTrue
例: And(Parent.Required , Parent.DisplayMode = Edit)
Formで最も重要なプロパティ2つ
DataSaurce
Item
価格を記号付きで表示したい場合
Textプロパティ Text( Value( ThisItem. 価格 ),"¥##")
Appのプロパティ設定
既定の色を決めて、どのスクリーンからでも使えるようにする方法
Appを選択(赤枠部分)
Fomulasプロパティに色を入力
例:nfBrandingLight = RGBA(3,131,135,1);
例:nfBrandingDark = ColorValue("#334A5F");
これを各ボタンなどのFillプロパティに入力
アプリの初期化
Appを選択(赤枠部分)
OnStartプロパティに起動時の設定を書く
ステータスに応じて色を変える
例えばステータスによってタスクの色を変える場合
Fillプロパティ
If(ThisItem.Status ="Inbox:確認待ち", Yellow, if( ifの入れ子 ))
アプリを閉じる
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