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PowerApps で進捗管理:進捗管理ボード(WIPボード)をつくるときのTips

Last updated at Posted at 2025-02-14

はじめに

PowerAppsとSharepointListをつかって、さまざまなチームのさまざまなタスクの進捗管理を行っています。WIPボードを何度も作る中で学んだ、よく使うTipsをカレンダーの裏(笑)に書いていたのですが、Tipsが増えて持ち歩くのに重くなってきたので電子化しようと思います。とても個人的な記事です。急ぎメモの転記を行い、おいおい読みやすい体裁に整えていこうとおもいます。

About me:わたしについて

ただの管理職でITの専門家ではありません。PowerAppsは、Udemy や Copilot に助けられてヒーヒー言いながら身につけているところです。PowerPlatform は、ただのITツールではなく管理技術だとおもって取組んでいます

WIPボードとは

別途記載します。だいたいこんなイメージのものです。デイリーや週次で進捗を管理します
002.jpg

WIPボードの作り方

手順は以下の通り
 1.タスクを格納する場所をつくる(Sharepointリスト)
 2.タスクを入力する画面をつくる(PowerApps)
 3.タスクを一覧できる画面をつくる(PowerApps)
 
2と3はおなじPowerApps上の別スクリーンとして実装します。3がいわゆる進捗管理ボードです。通しでの作り方については別で記事にします。

おすすめ学習コンテンツ

1.<Microsoft Learn> Power Appsでキャンバスアプリをカスタマイズする
   https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/modules/customize-apps-in-powerapps/
2.<Udemy>【2023年版】Microsoft PowerApps 基礎マスターコース(ヒョウノ モトハル)
3.<Udemy>【2024年版】 Microsoft PowerApps 実践講座:座席管理アプリ(KATO講師)

PowerAppsのデータソースについて

SharepointList:最初に慣れる必要があるデータソース
Excel
Dataverse:アプリに組み込む最善の方法
SQL

Sharepoint List 設定 Tips

ステータスの選択肢

    Inbox:確認待ち
     Todo:着手待ち
    Doing:進行中
     Done:完了
  Pending:保留中
     Stop:中断
  Waiting:待ち状態

進捗管理の場合、タスクにつけるステータスは、この7つがあれば まずは充分かと思います。トラブル対応の進捗管理の場合は、以下の選択肢を使っています

inbox:第1報
Step1:調査中(事実確認中)
Step2:対策検討中
Step3:対策中(応急策)
Step4:対策中(恒久策 または 横展開中)
 Goal:完了

SharePointをデータソースとして使用する場合の設計ポイント

列タイプを単純にする。使うのは
テキスト、数値、日付、はい/いいえ くらいにする。
必須は設定しない。必須にしたい場合はPowerApps側で設定する

Power Apps 設定 Tips

PowerAppsにSharepoint Listを読み込む方法

データ > +データの追加 > コネクタ > Sharepoint > Sharepointリスト名

WIPボードの付箋にあたるものは「カード」

入れ子構造になっている
コンテナ > ギャラリー > カード

(余談)おすすめのフリー画像サイト

pixabay(ピクサベイ)

ソフトを軽くする知恵:コレクション化

あらかじめ起動時にローディング画面で必要な情報をとっておくこと。ソフトが軽くなる

コレクションの作成と使用例

”コレクション”という形でPowerAppsにSharepointListを取り込めば、毎回SharepointListにアクセスしなくなるためパフォーマンスがUPする
image.png

関数・変数いろいろ(Set関数、コンテキスト変数)

Set関数は、グローバル変数を作成する関数
コンテキスト変数はその画面だけで参照できる変数

Appのプロパティ設定

既定の色を決めて、どのスクリーンからでも使えるようにする方法

Appを選択(赤枠部分)
003.jpg
Fomulasプロパティに色を入力
例:nfBrandingLight = RGBA(3,131,135,1);
例:nfBrandingDark = ColorValue("#334A5F");
これを各ボタンなどのFillプロパティに入力

アプリの初期化

Appを選択(赤枠部分)
OnStartプロパティに起動時の設定を書く

バージョン管理

App の OnVisibleプロパティ.
Set( appVersion, "1.0");

ユーザのメアド取得

App の OnVisibleプロパティ.
Set( userEmail, User().Email);

変数3種類

  • グローバル変数
  • コンテキスト変数
  • コレクション

Form三態

Formのモードには3つある

  • DefaultMode.New (新規)
  • DefaultMode.Edit(編集)
  • DefaultMode.View(閲覧)

フォームのモードを制御

DefaultModeプロパティ FormMode.View または FormMode.New または FormMode.Edit

新規入力ボタンの設定

まっさらなフォームが表示された状態にする
Newform(フォーム名

ボタンをおしたら画面遷移

OnSelectプロパティにNavigate関数を書く

元の画面に戻る

OnSelectプロパティ Back()

PowerAppsでファイルをダイレクトに開く方法

PowerApps画面に添付したファイルを開こうとすると一旦ダウンロードする仕様になっています。これが煩わしいのでダイレクトにファイルを開く方法です

 1.ギャラリーを設定
 2.itemsプロパティ ThisItem.添付ファイル
 3.Titleライブラリ Textプロパティ ThisItem.DisplayName
 4.Titleライブラリ Onselectプロパティ Launch(ThisItem.AbsoluteUri&"?web=1")

新規タスクに通し番号をつける

Last( Sharepointリスト ) . 列名 + 1

デフォルトで選択

Choices( Sharepointリスト . 列名 , "項目" )

いまPowerAppsを開いているユーザの名前を表示

userName

ギャラリーで選択したアイテムの詳細をフォームに表示する

Formのなかのitemプロパティ Gallery名 . Selected

「〇件中〇件」のつくりかた

こういうやつ
001.jpg

①のつくりかた(タスクの総数の数え方)

Textプロパティ CountRows( Sharepoint List名) & "件中"

②のつくりかた(指定の項目の数え方)

例えばリストの中のStatusという項目が「Done:完了」のタスクだけを数えたい場合
Textプロパティ CountRows ( Filter( Sharepoint List名 , Status.Value = "Done:完了" ) )

日付が空欄だったら本日の日付を、データがあればその日付を表示する

DefaultDateプロパティ
If(IsBlank(ThisItem.タスク作成日), DateTimeValue(Today()),ThisItem.タスク作成日)

新規の場合自動採番、編集の場合は読取りする場合

タスクIDなど、各レコードを通し番号で管理する場合に使う方法。
Newformという、1なら新規、0なら既存というフラグ変数を使う場合
Defaultプロパティ
If(Newform=1, Last(リスト名).列名+1, ThisItem.列名)

Formモードを使う場合
If(フォーム名.Mode=New, Last(リスト名).列名+1, DataCardValue名.Text)

入力済データを編集するときにクリックするアイコンの設定方法

編集用アイコンのOnselectプロパティ
EditForm( フォーム名 );
Navigate( スクリーン名 , ScreenTransition.Fade, { Galleryname: ギャラリー名 . Selected} )

編集用フォーム側のItemプロパティ
Galleryname

選択されたときだけフォントの太さを変える

If( ThisItem.IsSelected, FontWeight.Semibold, FontWeight.Normal )

添付ファイルをそのまま開けるようにする

PowerApps七不思議のひとつ、添付ファイルをクリックするとダウンロードが走ってしまう、を回避する方法。

  1. ギャラリーの中にTitleを挿入する
  2. TitleのOnselectプロパティ
    Launch(ThisItem.AbsoluteUri & "?web=1")
  3. Overflowプロパティ
    Overflow.Scroll
  4. Textプロパティ
    ThisItem.DisplayName

文字と数式を繋げるのは&

LabelのTextプロパティに
"営業担当者: " & ThisItem.営業担当
と入力すると
営業担当者: 田中
などと表示される。Labelを2つ用意する必要はない

ドロップダウンボックスの選択肢を設定

Itemプロパティに ["未" , "済"] などと入力する

条件によって表示・非表示を決める

Visibleプロパティ If ( EditForm1.Mode = New , false , true )

選択したときだけ表示したい

Visibleプロパティ ThisItem.IsSelected

And関数は条件を満たすとTrue

例: And(Parent.Required , Parent.DisplayMode = Edit)

Formで最も重要なプロパティ2つ

DataSaurce
Item

価格を記号付きで表示したい場合

Textプロパティ Text( Value( ThisItem. 価格 ),"¥##")

ステータスに応じて色を変える

例えばステータスによってタスクの色を変える場合
Fillプロパティ
If(ThisItem.Status ="Inbox:確認待ち", Yellow, if( ifの入れ子 ))

アプリを閉じる

Exit()

PowerApps不具合対応

Formにリストの選択肢がでてこないとき

Sharepointリストで設定したはずのリストが出てこないとき

Itemsプロパティ
Chices('リスト名'.'列名')
日本語のときはシングルクォーテーションが要る

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