はじめに
みなさまメリークリスマス! Physics Lab. 副統括のはいぱぼと申します。
早いことでPhysics Lab. のアドベントカレンダーも本日が最終日となります1。
私が今年度の委員長を務めておりました、東京大学 理学部 物理学科の「ニュートン祭」についての記事にて当アドベントカレンダーを締め括らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします!
ニュートン祭とは
ニュートン祭とは、東京大学 理学部 物理学科が毎年年末に開催している、パーティーのようなものです。
アイザック・ニュートンの誕生日が12/25である2ことにちなんで、この時期に開催されています3。
物理学科に関わる方々が一堂に会し、1年間の疲れを労うとともに、下は学部2年生4から上は教員の皆様まで、縦のつながりを含めた様々な交流を深めることを目的に開催しております。
1879年に第1回が開催され、今回おかげさまで第141回目を迎えました。
東大闘争やコロナ禍によって計5回中止になった以外は、明治12年から毎年続いている、とても歴史の長い祭となっております。
今年は、本郷の第2食堂を貸し切って12/20(金)の18〜20時に開催されました。
ニュートン祭の成り立ちや名物となっている「ニュートン祭の歌」などの詳細は昨年のアドベントカレンダーにて前ニュートン祭委員長が書き記しておりますので、ご興味のある方はご覧ください!
ニュートンに関連して
今年のニュートン祭では、ニュートンにちなんだアイテムをいくつか用意しました。
まず、ニュートンと言ったらなんと言ってもリンゴということで5、今回は余興の景品の一部に青森県産の良さげな林檎を用意しました6。
また、ニュートンビールという名前のビールを用意しました。ベルギーの白ビールに青リンゴ果汁を加えたビールとなっていて、度数は3%強で、りんごの甘酸っぱい香りの漂う美味しいお酒となっています7。
当日の様子
当日は、多くの人に訪れていただき、おかげさまでとても賑わっていました。
委員長(私)の挨拶の後、理学部物理学科の学科長より挨拶と乾杯の合図をいただき、ニュートン祭が始まりました。
食事と歓談の時間では、同級生や先生同士の交流に加え、生徒と先生、学年を超えた生徒同士での交流も行われていた印象です。
次に、余興として割り振られた机対抗でのクイズ大会を行いました。
ノーベル賞の受賞年や論文の被引用数などの並べ替え問題や、表示された図がなんのグラフかを当てる問題、段々とヒントが出されていくなかでなるべく早く物理学者を当てる問題などを出題しました。
歓談の時間を再度挟んでからクイズの結果発表を行いました。
景品を選ぶ班を決めており上位3チームに景品を渡すのですが、なんと腕相撲で景品を選ぶ順番を決める場面もありました(!?)。
最後に、ニュートン祭の歌を合唱し、写真撮影の後解散となりました。
お越しいただいた皆さまのおかげでご盛況いただき、今年度のニュートン祭を無事終了させることができました。お越しいただいた方、誠にありがとうございました。
最後に
多大なるご支援をいただいた教職員のみなさま、右も左も分からないまま気づいたら委員長になっていた私のことを支えてくれたニュートン祭委員のみんな、わからないことを全て聞いてしまったにも関わらずとても優しく教えてくださった前ニュートン祭委員長、会場を使用させていただいた生協の方、様々な備品や印刷などを迅速に行っていただいた教務課の方々、当日片付けが終わらず大ピンチになっていたところを手伝ってくれた学科同期や先輩方、他にも本当にたくさんの方に支えられて開催された祭でした。
改めて、誠に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
会計の締め作業や振り返りなどまだやることは少し残っていますが、ひとまずは一段落できそうで胸を撫で下ろしております。
来年ももっと楽しいニュートン祭を開催できるよう祈念して、この記事を締め括らせていただきます。ご覧くださりありがとうございました!
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Physics Lab. のアドカレの一覧を見てみると、まだまだ未公開の記事がございます。アドカレ最終日とは書きましたが、多忙ゆえ執筆が間に合わなかったこれらの記事たちも(おそらくは)(ほとんどが)遅れて執筆、公開されます(きっと!)。更新されたタイミングでなるべく公式Twitter(元 X) にて宣伝させていただこうと思っておりますので、是非フォローをお願いいたします。(私の未公開記事一つも早々に書き上げます……) ↩
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ただし、ユリウス暦での12/25です。現在我々の用いているグレゴリオ暦に冠山すると次の年の1/4とかになるらしい ↩
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本当はクリスマスあたりに忘年会のようなパーティーをやろうというのが最初にあって、もっともらしい大義名分を探していたらニュートンの誕生日がこの日だった、というのがこの祭の起源の本当のところらしいですが……↩ -
東大には、進学選択制度(通称進振り)があり、「物理学科所属」の学生となるのは3年生からで、2年生もこの時期には進振りが済んでいて「物理学科に内定済み」という扱いになるので、学部2年生以上の(広義の)物理学科生が参加の対象者となっています。 ↩
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ニュートンはりんごが落ちるのを見て万有引力の法則を思いついた、というのは有名な話です。 ↩
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「ニュートンになぞらえてるのに青森県産なの?」というご指摘はごもっともなのですが、どうやらニュートンの逸話に出てくるりんごは生食用ではないらしく(https://www2u.biglobe.ne.jp/~oue/story_newton.htm) 、どうせなら美味しい林檎を渡そうということで青森県産のりんごを景品にしています。 ↩
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私はバタバタしてて飲めなかったのですが、美味しいという声を多く聞きました。 ↩