この記事について
まっさらなMacBookAirにReactとJupyter-notebookをインストールした時の記録です。
記事のサマリ
今回は下記の手順でReactとJupyter-notebookをインストールしました。
- Homebrewをインストール
- Homebrewからanyenvをインストール
- anyenvからnodenvとpyenvをインストール
- Reactをインストール
- Jupyter-notebookをインストール
nodenvとpyenvは、node.jsとpythonのバージョン管理マンです。
下記で一つずつ見ていきましょう。
MacBookAirのスペック
1. まずは、 Homebrewをインストール
- Homebrewは、macOS上のパッケージマネジャー(パッケージ管理システム)。
- フレームワーク(Reactなど)やツール(Jupyter-notebookなど)などのソフトウェアは、複数のプログラムから構成されていますが、一つ一つそれらのプログラムをインストールし、適切な場所に配置して構成し、バージョン管理を自分で行うのはかなり大変。
- パッケージマネジャーを経由してソフトウェアをインストールすることで、パッケージマネジャーがプログラム構成や依存関係、バージョン管理などの作業をパッケージ化してくれるので、簡単なコマンドでインストールやバージョンアップを行えるようになる。
Macを買ったらHomebrewをインストールしておくのは良いアイディアだと思います。
Homebrewで色々なソフトウェアを簡単にインストールすることができます。
パッケージマネジャーは他にも色々あり、
- npm, yarn
- Node.js上で動く、JavaScriptのソフトウェアをインストール、管理
- pip
- pythonのソフトウェアをインストール、管理
今回、Homebrewはanyenvをインストールする為に使います。
anyenvもツール。
anyenvについての詳細はまた違う機会に:)
Homebrewのインストールは簡単
- 何かをインストールする時は、インストール元の公式のページを参照して行うのが最も安全で確実です。
- 【公式ページ】Homebrewに、「このスクリプトをターミナルに貼り付け実行して下さい。」とあるので、そのスクリプト(コマンド)をコピーしてTerminalで実行。
- 実行は、Terminalを開いてそのままのディレクトリ(home)で行いました。
- インストール後、Homebrewは
/usr/local
に配置されています。
これだけ!
メモ:Homebrewコマンド
-
$ brew list
-
$ brew install <package>
-
各パッケージをインストールできる
-
$ brew list
-
Homebrewでインストールしたパッケージの一覧を表示
-
$ brew uninstall <package>
-
Homebrewでインストールしたパッケージをアンインストール
-
アンインストール後は、
$ brew cleanup -s
を実行してchacheを消しておくとPCが重くならずに済みます。
2. anyenvをインストール
2つの方法
- homebrewからインストールする方法(今回採用した方法)
- git cloneする方法
【github】anyenvに、それぞれの方法を使ったインストールの仕方について記載があります。
今回はHomebrew経由でインストールするので、【github】anyenvの「1. Install and configure anyenv」の「Homebrew (for macOS user)」に従う。
3. anyenvからnodenv、pyenvをインストール
nodenv
$ anyenv install nodenv
pyenv
$ anyenv install pyenv
~/.anyenv/envs
にnodenvとpyenvが配置されています。
*インストールしたら、$ exec $SHELL -l
を実行してshellをリフレッシュすることで、nodenvやpyenvが使えるようになる。
このコマンドはTerminalを一度閉じて再度開くという動作をするのと同じ効果。
4. Reactをインストール
まずは、nodenvから任意のnode.jsのバージョンを調達
-
$ nodenv install 12.14.0
-
【公式ページ】Node.jsでNode.jsのLTS(Long Term
Support)バージョンを確認し、同じバージョンをnodenvを使ってインストール。 -
$ nodenv global 12.14.0
-
とりあえず、このMac全体のnode versionを12.14.0に設定する。
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$ exec $SHELL -l
-
shellをリフレッシュして、node.jsのインストール、バージョンの設定を反映させる。
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$ node -v
-
v12.14.0
と出て、きちんとnode.js version 12.14.0がインストール&設定されていることを確認できる。
Reactをインストール!
node.jsの準備が整ったので、【GitHub】Reactに沿ってインストールを行いました。
5. Jupyter-notebookをインストール
まずは、pyenvから任意のバージョンのpythonを調達
$ pyenv install 3.8.1
- 今回は、 【公式ページ】pythonで推薦されているバージョンをインストール。
jupyter notebookをインストール
-
$ python3 -m pip install --upgrade pip
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今回python3をインストールしたのでこんなコマンドになった。
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まずはpipを最新の状態に。
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$ python3 -m pip install jupyter
-
Jupyter-notebookをインストール
pipとは・・・
**pipはpythonのパッケージマネージャー。**pythonのバージョンによってはpythonをインストールした時に自動でインストールされる。
参考
【WikiPedia】Homebrew(パッケージ管理システム)
【公式ページ】Homebrew
【github】anyenv
【公式ページ】python