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起動ディスクを消去してOSの強制バージョンダウンを余儀なくされた話

Last updated at Posted at 2023-12-20

はじめに

 この記事は、本番環境などでやらかしちゃった人 Advent Calendar 2023 の21日目です。今年も残すところあと10日、2024年はすぐそこまで来ていますね…。

 皆さまこんにちは、Hagianです。現在、山形大学大学院博士前期(修士)課程2年在学中の24歳です。

本番環境「など」でやらかしたエピソードとして、70%の慢心と29%の操作ミスと1%の興味によって 小学生の頃に父親のパソコンで 引き起こした話をします。身近にお子さんがいる方に届いたらいいなと思っております…子供ってとんでもないことをしでかすんです…。

遡ること10数年前

 具体的にいつだったか、うろ覚えなのをお許しください。今から遡ること11〜12年前、私が小学6年生の頃の話です。小学4年生ごろから私と妹(2歳違い)は父のお下がりのPCを使って色々なことをやっていました。

お下がりのPC

 当時さわっていたPCはAppleのPowerBook G3 Series(第2世代)という、90年代後半に販売されていたノートパソコンでした。この筐体を実際に使ったことがある20代ってかなり少ないはず(と自負しています)…。

今では考えられませんが、USB端子がまだ搭載されていなかったほか、記憶媒体として使えたのが3.5インチフロッピーディスクのみ、クロック周波数は300MHzで、筐体の重さは3.5kg。数年後にMacBook Proを触った時に軽さに驚いた印象が今も強く残っています。

 当時私の実家ではインターネット回線を契約していなかったため、PCがあってもネットサーフィンなどはできませんでした。そこで、父が読んでいたようなPC参考書を引っ張り出してきて、妹と一緒に、ときには使う権利をめぐって喧嘩をしながら、様々なことを実践して身につけていきました。

このころ身につけたものといえば…

  • Microsoft Office 98の基本的な使い方
  • HTML/CSS/JavaScriptの記述方法
  • カスタムアイコンの作り方
  • アニメーションの作り方

など…。今考えると、あの頃色々触っていたことによって、同級生よりもPC系に強くなれたのかなと思います。

 色々さわっていく中で徐々にハード系のことも覚えていき、小学生ながらに「ハードディスク」は「パソコンの中に入っていて、繰り返し読み書きができる記憶媒体、フロッピーディスクとは比べ物にならない量が入る」という知識がありました。

事件は突然に

 その日もいつものように作業をしていました。作業が終わって、不要なファイルをゴミ箱に入れようとしたとき、事件は起こりました。

何かのはずみに、消そうとした不要ファイルではなく、 "Macintosh HD" を選択。そして、ゴミ箱へドロップ

………気づいた方は多いのではないでしょうか。そう。 "Macintosh HD"起動ディスク。これをゴミ箱へ、つまり消去してしまったのです。

とはいえ、当時の私はまだ気づいていませんでした。というのも、ゴミ箱へ誤ってドロップしてしまったものの、中のファイルは読めるし、パソコンだって動いてる。「やっぱり、パソコンの中にあるものは消えないんだ!」

安心した私は「システム終了」し、その日の作業を終えました。 …もうそのパソコンが起動することはないとは知らずに…

翌日の悲劇

 翌日。電源に接続、セッティングOK!今日もHTML書こうかな〜それとも二角取りでもするか〜などと呑気に考えていた私。電源ボタンを押して起動画面に表示されるエラー。呆然。「えっ???

何が表示されたか。詳しくは覚えていませんが確か爆弾のアイコンとともに、「このハードディスクは壊れています」か、「このシステムは修復できません」と表示されていたような気がしています。

Command + Shift + 電源で強制再起動をかけても復旧できず、泣く泣く父に相談。ただこのときは、自分が壊したとは夢にも思いませんでした。父は「しょうがないなあ」と言って、しばらくそのパソコンは家から職場に持ち出されていきました。

 それから1ヶ月ほどたったある日、なんと動く状態となってパソコンが帰ってきました!

でも前と何かが違うなあ…と思いながら起動画面を見ると、なんと OSがバージョンダウンしていました。 起動ディスク消去前はMac OS 9.2.2でしたが、修復後はOS 8.1へ。かなりのバージョンダウンでした。しかし、フロッピーに移行していなかったデータが全て消し飛んだことと、ゲームがいくつか遊べなくなったほかに影響がなかった(=使えるアプリケーションはほぼ一緒)ことが不幸中の幸いでした。

反省

 自分の操作が原因であることにいつ気づいたか。再発防止のためにはここが重要ですよね。ここ、非常に申し上げづらいのですが、今回のアドベントカレンダー参加登録時(2023年12月)です。そして、謝罪ポイントがもう1つ。

妹、そして両親にもこの件の真実を伝えていない

今度帰省したときにでも、タイミングを見計らって話してみたいと思います(汗)…。

身近にパソコンに触れる機会のあるお子さんがいらっしゃる方は、絶対にやってはいけないことをしっかり伝えておきましょう…。子供の興味本位ほど怖いものはないです…

最近だと

$ sudo rm /*
$ sudo rm -rf /

あたりは絶対に阻止したいものですよね…(おしまい)

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