はじめに
チームで使用しているGitLabでアカウント棚卸を実施した際に調べた内容のメモです。
環境は次の通りです。
- オンプレミスのSelf-Managed型
- GitLab Ver.15.0.1
ちなみに所属チームでは離任者のアカウントはDelete
ではなくBlock
する方針になっています。
アカウントをDeleteにすると、issue作成者などの表示がGhost User
に変わってしまい、
後で経緯などを追跡する際にわかりにくくなるためです。
GitLabサーバでのアカウント操作の種類
GitLabでのアカウント操作は次の種類があります。
- Block
- Deactivate
- Ban
- Delete
- Delete User
- Delete User and Contributions
Block
- ログイン不可
- リポジトリとAPI使用不可
- GitLabからの通知がこない
Deactivate
- リポジトリとAPI使用不可
- GitLabからの通知がこない
- この操作は
直近90日活動のない
アカウントに対して可能になります - Blockとの異なり、UIへのログインは可能です
- UIにログインすることで自身のアカウントをActivateすることができます
Ban
- ログイン不可
- リポジトリとAPI使用不可
- GitLabからの通知がこない
- Banしたアカウントが作成したissueが非表示になる
- 他のアカウントが作成したissueなどでのコメントは引き続き表示される
Delete
Delete User
- 削除するアカウントが作成した各種記録(issue, Merge request,…)は
Ghost User
へと変更になる - 削除するアカウントで行われたコミットでの表示はそのまま
Delete User and Contributions
- 削除したアカウントが作成した各種記録(issue, Merge request,…)も一緒に削除される