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セキュアブートについて。ついでに有効化してみた

Last updated at Posted at 2025-08-13

UEFIの変更を行うと、BitLockerが有効になっている場合50桁の回復キーがないとWindowsOSがロックされたような状態になる可能性があります。ピンとこない方は変更しないことをお勧めします

BitLockerの回復キーについてはこちら。

セキュアブートとは

端的にいうと、UEFIが信用できるOSしかブート(起動)しなくなる機能です。

仕組み

UEFIがブート領域(パーティション)にある署名を検証して、起動していいOSかを判断します。
個人PCではあまり恩恵がないかもしれませんが、不審なOSが入ったUSBなどを差されても、それを起動しなくなります。
署名のない最新のKali Linuxなどでは、これにより弾かれて起動できないケースがあります。

有効化の手順

先述している通り、これはUEFIの設定です。
旧式のBIOSではこの機能がないため有効化できません。

1.電源を入れたら、F10を連打する。

これにより、UEFIからSSD内のOSを勝手に起動する手順を一旦止めて、UEFIの設定画面が開けます。

2.セキュリティに関する項目を確認する。

BIOS/UEFIは製品やバージョンによってGUI(見た目)が異なります。感覚で頑張ってください。
私のPCでは、以下のようになっていました。
PXL_20250813_013048200.MP.jpg

3.セキュアブートを有効にする

Secure Boot(セキュアブート)と書かれたところをEnabled(有効)にする。
この時、セキュアブートを有効にできるのはUEFIのみである。
image.png

bb1d5821-074b-48a3-822a-c60642bf77fe.png

このPCもそうだが、最新のUEFIは互換性を持たせるためにBIOS/UEFIという形をとっているケースがある。つまりBIOSモードで利用していると有効にできない。
また最悪なのが、SSDのパーティションの分け方の概念にMBRとGPTというものがある。
SSDがMBRだとBIOSで起動できるがUEFIで起動できない。UEFIで起動するにはGPTである必要がある。
もしSSD内がMBRであった場合、ここでBIOSからUEFIに切り替えると、OSを起動できなくなる。
なのでセキュアブートを有効にする前にSSDのパーティション方式をMBRからGPTに変更する必要があるのだが、これは超絶大変で発狂した。解決せず、SSDを新しく用意した。

実際に署名のなさそうなOSをUSBに入れてブートしてみた。

UEFIに登録がなさそうなKali Linuxで起動してみた。
ブート順をUSBが最優先になるようUEFI設定画面で変更しています。

Verification failed : (0x1A) Security Violation

おお~ちゃんと弾かれた。本来ならLinuxが起動するのに。
0x1Aってのがセキュアブート関連のエラーってことらしいです。
PXL_20250813_082458651.jpg

Press any key to perform MOK management

MOKというのは署名登録に関するものらしい?
つまり、「ここで署名登録すれば、使えるようにしたるよ」ということ?
ちょっとこれ以上は専門的過ぎるので未検証
PXL_20250813_083458989.MP.jpg

その後、左下にあるように数秒待つとSSDの方のWindowsが呼び出されました。

最後に注意

セキュアブートをONにするとUSBから回復用のブートなどが困難になるので注意。
その際はセキュアブートを無効にする必要があるが、それをするとUEFIの設定変更となり今度はBitLockerが掛かるため注意。

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