はじめに
周囲を巻き込まず、自分一人でなんとかしようとしたしくじりの経験を記載していこうと思います。
結論としては、自分一人で抱え込まず、周囲を巻き込んで正しい体制を組もうね、というお話です。
ダメなリーダーの例
私が実際に経験した前職のとある案件の例を挙げておきます。
とある新しい案件に開発者一人アサインされた時の話です。
・体制
リーダー1名、その他の対応要員私1名、、、以上！
・リーダーからの伝言
引き継ぎ資料（かなり雑）がここにあるから確認しといてー。
俺は場所しか知らないからー、他の技術的なことは何も知らないからー
・スケジュールは？
もう決まっているから、xx月末までに開発完了させといて
・修正する仕様は固まっている？
まだ決まってない。というか今日仕様検討会だから、行ってきて
(Д)゜゜ﾒﾀﾞﾏﾄﾞｺｰ
・ 設計やコードのレビューして欲しいんだけど？検証は？
全部一人でやって！
その他リーダーに聞いても、分からない、お前がなんとかしろの一点張り。
何個か提案したけど、じゃあそれでwってな感じで。
仕様全然固まっていないのに、スケジュールだけはきっちり決まっている開発案件あるあるなの本当におかしいと思ってます。
仕様固まってからスケジュール厳しそうなことを伝えても、スケジュールは動かないとかね（事前にスケジュール変更の要請は出しているのにね）
結局私はこの案件で以下を対応しました。
・他の営業担当者に混じって仕様検討会に出席
・議事録の展開
・仕様調整
・設計、コーティング
・結合テスト
・検証項目の作成、検証
・納品物のまとめ
※俺すげ〜、な話ではないです。
しくじりポイント
このチーム体制はもちろん問題ですし、
特に初めて関わる案件で初見のアプリのコードなので当然私は知見が無い状態で手探りで修正する羽目になりました。
そのため品質に問題がある可能性が全然ありますよ、とリーダーに言ったのですが、、
お前が全部なんとかしろと。。
これ、リーダーに言ってダメであればもっと上を巻き込んだほうが良かったと思っています。
例えば部長、もしくは本部長とかにも何なら掛け合っても良かったと思っています。
他のエンジニアやマネジャー層に相談するのもありだったな、と今なら言えますが当時は一人で全部抱えてしまいました。
※本当によくバグ0で乗り切ったもんだ
後日談
ちなみにリーダーの作業は、最後の納品物の連絡だけ(笑
しかも一ヶ月後に退職してるし(笑笑😆
自分がリーダーになったらこういうことは絶対にやらないようにしようとココロに誓いました。
もう一つ追加で後日談
例で挙げた案件が終わってから数ヶ月後に、
当時の部長から過去にお前が関わってたこの案件じゃなんでこんなに利益率高いのか？と聞かれました。
どうも利益率想定の200%越えだったらしいです。
なんで部長がなんにも把握してないんだorz(あのリーダー本当に何にも上に挙げてなかったんだな。。)
見積もったの自分では無いこと、
客との打ち合わせから実装、テスト、納品物の作成まで一人で対応したこと(顧客からのクレーム0だったし)で、
最小工数で奇跡的に対応できたからだと思いますよとイライラと報告したら納得してくれました。
※前職のベンチャーは、技術力のあるエンジニアが多かったけど、人間的にテキトーな人も多かった
最後に
自分一人でなんでも抱え込むのはやめましょう。
以上