はじめに
アジャイル開発をプロジェクトに導入するため、少しずつアジャイル開発のイロハを学んでいる。
現状のプロジェクトに導入するための足がかりとして、学んだことを少しずつ残していこうと思う。
まずは、全体概要と最初のリリース計画について記載していく。
概要
アジャイル開発の基本的な流れ
- リリース計画
まず、プロジェクトの大まかな目標と要求を決定します。
ここでは詳細な仕様は決めず、柔軟性を持たせます。 - 開発チームの結成
開発チームの結成 通常、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者といった役割を決めてチームを構成します。 - イテレーション(スプリント)
開発の中心となる反復的なサイクルです。
以下の手順を繰り返します:
a. スプリントプランニング:次のサイクルで何を開発するか計画を立てます。
b. 実装:計画に基づいて機能を開発します。
c. デイリースクラム:毎日短時間のミーティングを行い、進捗を共有します。
d. テスト:開発した機能をテストします。
e. スプリントレビュー:成果を確認し、フィードバックを得ます。
f. レトロスペクティブ(振り返り):プロセスを改善するための議論を行います。
※状況手順は、それぞれ別記事に詳細に記載していこうと思う - 継続的な改善
各イテレーションの終わりに、製品とプロセスの両方を見直し、必要に応じて調整します
リリース計画
アジャイル開発のリリース計画において、以下の重要なポイントがあります:
- 柔軟性を持たせる:
厳密な仕様を決めずに、大まかな仕様と要求のみを決定します。
これにより、開発途中の変更に柔軟に対応できます。 - プロジェクトのゴールを設定:
リリース計画では、プロジェクトで実現したいこと(目標やゴール)を明確にします。 - イテレーションの長さを決定:
開発サイクルの期間を1〜4週間程度で設定します。 - ユーザーストーリーの優先順位付け:
機能や要求の優先順位を決め、重要な機能から着手できるようにします。 - スコープの柔軟性を確保:
リリース日を固定し、スコープに柔軟性を持たせます。
これにより、限られた時間と予算の中で価値を最大化できます。 - 継続的な更新と共有:
先々の見通しを常にアップデートし、関係者と共有します3。これにより、プロジェクトの透明性を保ちます。 - 初期見積もりの位置づけ:
初期の見積もりを確定的なものとせず、不確実性があることを関係者と共有します。 - バッファマネジメントの導入:
予期せぬ事態に備えて、計画にバッファを組み込みます。
これらのポイントを押さえることで、アジャイル開発の特性を活かしたリリース計画を立てることができます。 - チームの構成:
特定されたチームメンバーと関係者(いわゆるステイクホルダー)を明確にします
以上