はじめに
Macの開発環境を整えるたびに出てくるのがCocoa Pods。
でも毎回めっちゃ苦労してインストールしている気がするので、まとめてみる
概要
1)Homebrewのインストール
2)rbenvのインストール
3)最新版のRubyのインストール
4)CocoaPodsのインストール
前提とする環境は以下の通り
・Mac OS Sonoma 14.5
・Xcode 15.4
・使用言語 Swift (バージョンは5)
なんで4つもツールをインストールしなければいけないのよ?
CocoaPodsはRuby2.7.0以上が必要。
だけどデフォルトでインストールされているRubyは2.7.0未満なのでRubyのインストールが必要
でも、RubyはRubyバージョン管理ツールであるrbenvを入れるのが楽ちん。
でもでも、rbenvはHomebrewが必要なんだぜ。。
相澤先生が見たら卒倒しそうなくらい非合理なように見えますが、上記順番でインストールが必要ということになります。
さあ、やっていきましょー
Homebrew
ビールのアイコンでお馴染みHomebrewをインストール。
参照:https://brew.sh
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
素直に言われた通りに設定
export PATH="$PATH:/opt/homebrew/bin"
※但し、上記設定だとTerminalを再起動するたびにコマンド実行する必要があるため、以下を行う
// zshrcファイルをvim起動
vi ~/.zshrc
→で zshrcファイルを export PATH="$PATH:/opt/homebrew/bin"
を記載し、
→ESCキーでノーマルモードへ切り替えを行い、
→":wq"でvim終了
→source ~/.zshrc
で再度読み込み
次にbrewが正常にインストールされているか確認
brew -v
Ruby最新版をインストール
MacにはデフォルトでRubyがインストールされているが、
Cocoa Podsは2.7.0以上のRubyでないとインストールできないので最新版をインストールする必要がある。
まずは、Rubyのバージョンを管理するライブラリrbenvをインストール
brew install rbenv
インストール可能なRubyのバージョンをチェック
rbenv install -l
バージョンをチェックしたら、対象バージョンのRubyをインストール!
rbenv install [バージョン]
インストール完了してもsystemのRubyが書き換わるわけじゃなくて、追加でインストールされているだけで、
参照されているRubyはsystemの古いバージョンのまま。
そのため、先ほどインストールした最新版を使えるように設定する。
rbenv global [バージョン]
設定後、バージョンチェック!
ruby -v
※rbenv versions でバージョンチェックしても安心してはいけません。
以下のようになっているかもしれませんが、ruby -vで確認すると古い可能性があります。
$ rbenv versions
system
* 3.3.3 (set by /Users/xxx/.rbenv/version)
バージョンがsystemのままの場合は、以下対応を行いましょう。
以下コマンドで
rbenv init
出力されたeval "$(rbenv init - zsh)”
をコピーして、
bash_profileに記載(ESCキー → :wq
で保存)
vi ~/.bash_profile
以下で設定反映し、
source ~/.bash_profile
再度、バージョンチェック!
ruby -v
ラスト:本命のCoco Podsをインストール
初めて以下実行すると、30-40分くらいかかります。
しかも、いっっっっさいログが出力されずに30-40分かかります。成功しても失敗しても。
ビールでも飲みながら気長に待ってください。
sudo gem install cocoapods
正常にインストールされていれば、以下でpodコマンドが通るはず
pod --version
所感
こういうCocoa Pods系のライブラリ管理ツールは必要なのは理解しているが、導入が面倒。。
SPM(Swift Package Manager)が使える要件であればこっちの方が良い気がするが、
SPMにそもそも使用したいライブラリが無いとか、使えるけど一部制限があるとかがあった気がする。。
以上、お疲れ様でした。