はじめに
IPAの応用情報技術者試験を効率的に短時間で合格するための方法について記載していきます。
※ただし、十分な時間をかけて学習することが理想的であることに留意してください。
午前試験対策
午前試験は4択のマークシート形式で80問出題されます。効率的な対策方法は以下の通りです:
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過去問の徹底活用
- 「応用情報技術者試験ドットコム」などのウェブサイトを利用し、約1000問の過去問を解く。
- 約半数の問題が過去問から流用されるため、過去問の暗記が非常に効果的。
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スキマ時間の活用
- スマートフォンアプリなどを使用し、隙間時間に過去問を解く。
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不明点の即時調査
- 分からない問題は都度調べ、理解を深める。
午後試験対策
午後試験は記述式で、5つの大問(1問必須、4問選択)から構成されています。効率的な対策方法は以下の通りです:
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得意分野の選定
- 最新の午後試験の全大問を解き、得意な4つの大問を選択。
- 例えば、経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、組込みシステム開発などが比較的取り組みやすい場合がある。
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選択した大問に集中
- 選んだ大問のみに絞って解説書籍を使用し、集中的に学習。
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解答の書き方の習得
- 解説書籍を活用し、午後試験の文章の読み方や解答の書き方を身につける。
全体的な戦略
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時間配分の最適化
- 午前試験と午後試験それぞれ150分の時間配分を事前に計画。
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合格ライン意識
- 午前・午後ともに60%以上の得点で合格となるため、この基準を意識して学習。
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集中的な学習期間の設定
- 可能であれば、1週間程度の集中的な学習期間を設ける。
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基礎知識の確認
- 特に初学者の場合、基本的なIT知識の確認が必要。
効率的な学習を心がけつつも、可能な限り十分な時間をかけて学習することが、知識の定着と長期的な成長につながります。短期間での合格を目指す場合は、上記の方法を参考にしながら、自身の状況に合わせて最適な学習計画を立てることが重要です。
午後試験における大問の選び方
試験構成と選択方法
応用情報技術者試験の午後試験は、全11問の大問から構成されています。このうち、以下のように解答する必要があります:
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必須問題:「問1. 情報セキュリティ」は全員が解答しなければなりません。
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選択問題:残りの10問から4問を自由に選択して解答します。
効果的な選択のポイント
1. 得意分野を事前に絞る
- 試験当日までに自身の得意分野を見極め、どの科目で合格を狙うかを決めておくことが重要です。
- 4〜5つのテーマに絞り込んでおくことで、試験当日の選択時間を節約できます。
2. 選択可能な科目
選択問題には以下の科目が含まれます:
- 経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティング技術
- プログラミング
- システムアーキテクチャ
- ネットワーク
- データベース
- 組み込みシステム開発
- 情報システム開発
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
3. 時間配分を考慮
- 午後試験は150分間で合計5問(必須1問+選択4問)を解答する必要があります。
- 各問題にどれくらい時間をかけるか、事前に計画を立てておくことが重要です。
4. 文系・理系の傾向を考慮
- 文系寄りの受験者は、経営戦略、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査などの分野を選択するのが有利かもしれません。
午後問題のまとめ
応用情報技術者試験の午後試験では、自分の得意分野に合わせて選択する分野を事前に決めておくことが推奨されます。十分な準備と戦略的な問題選択により、効率的に得点を重ね、合格を目指すことができます。
以上